製紙メーカーの記事一覧

2023年4月10日 企業動向 »  1520号

【昭和製紙】
沖縄唯一の製紙メーカー、
家庭紙生産 深刻な原料不足、将来的な日本の縮図か

　沖縄で唯一の製紙メーカーである昭和製紙（沖縄県うるま市、屋嘉比康則代表取締役社長）を訪問した。2月上旬に関東商組のIT・広報委員会の研修企画に同行させてもらったもの。同社は1967年（昭和42年）から家庭紙の生産を始め […]

2023年4月10日 企業動向 古紙価格・製品市況 » 1520号

【新聞用紙の価格転嫁】
朝日新聞が新聞購読料を改定
わずか2年足らずで再値上げ

　朝日新聞が5月1日から購読料の値上げを行うことが分かった。値上げ幅は500円で、朝夕刊セット価格は現在の月額4400円から4900円、朝刊のみは3500円から3900円に改定する。500円の値上げで11.4％アップとな […]

2023年4月3日 企業動向 海外動向 »  1519号

【中国の原紙需要】
5月まで大手が減産継続
ナインドラゴンが営業赤字

　海外の古紙・段原紙の需要回復が鈍い。一番の誤算は、中国でゼロコロナ解除後、景気が回復するとの予想が外れたことだろう。インフレによって消費意欲が減退し、段ボールといった包装資材の需要にも影響が生じている。 　3月にОEC […]

2023年3月27日 インタビュー 企業動向 海外動向 » 1518号

【大韓製紙】
K-ONPを主原料に年15万トンの新聞用紙を生産
新大洋製紙の火災を機に段原紙の生産を開始

　前号に続き韓国特集を掲載する。今回は訪問したのは大韓製紙（デハンペーパー）の本社で、担当者から生の声を聞くことが出来た。ちなみにアテンドしてもらった日本マテリオ・孫社長と大韓製紙の社長は旧知の仲で、日本マテリオは同社が […]

2023年3月6日 企業動向 »  1515号

【古紙問屋の販売政策】
国内回帰で大手問屋の販売ルートが競争力に
KPPリサネット会を再編、今春にも新体制

　古紙の直納取引が揺らいでいる。古紙問屋が製紙メーカーに直接古紙を納入・販売できる直納権は、かつて狭き門でいわば有力問屋の証であった。2000年代から輸出市場が出現し、国内向けと競合するようになって、国内メーカーも広く古 […]

2023年2月27日 企業動向 »  1514号

【座間市】
イオン飲食店の事業系紙ごみを資源化
家庭系古紙と混ぜ合わせて信栄が再生

　神奈川県座間市がこれまで焼却処理されていた事業系の紙ごみを資源化し、家庭系のミックスペーパーと合わせて売却する取り組みを今年1月から始めた。イオンモール座間のフードコートで発生する紙コップ・紙皿・包紙などの紙類を座間市 […]

2023年2月20日 企業動向 古紙価格・製品市況 »  1513号

【新聞古紙の国内市況】
新聞古紙急落、最大10円前後も
新聞用紙は値上げ決着

　国内製紙メーカーが2月から新聞古紙の調達価格を大幅に引き下げた。下げ幅は最大でキロ10円近く、40円台も付いていた高値は、30円前後まで下落した。 　背景には、昨年来、高値を牽引してきた韓国向けの輸出価格の急落がある。 […]

2023年2月20日 企業動向 » 1513号

【製紙メーカー】
賃上げでコストアップ要因にも
北越はインフレ対策で10万円支給

　年始の板紙関連三団体の賀詞交歓会の席で、全国段ボール工業組合連合会の大坪清理事長（レンゴー会長）が「経営者が今年すべきことは、賃金ベースを本格的に見直すこと」と強調。岸田政権が掲げる「成長と分配」を引き合いに、板紙段ボ […]

2023年2月6日 古紙価格・製品市況 市場データ 海外動向 »  1511号

【段原紙・古紙の輸出動向】
段原紙が初の100万トン台、今年も増加続くか
中国・東南アジアの需要回復で古紙逼迫懸念も

　貿易通関統計によると、2022年の古紙輸出量は183万トンとなり、03年以来19年ぶりに200万トンを割った。12年をピークに減少傾向が続き、同年対比で63％減、310万トン減っている。一方で、段原紙の輸出量は101万 […]

2023年1月30日 市場データ »  1510号

【紙・板紙の内需見通し】
コロナ禍から回復期、品種間格差拡がる
紙は減少続き、板紙も低成長で救世主ならず

　日本製紙連合会が毎年公表する「紙・板紙内需見通し報告」によると、2023年の内需は板紙がコロナ前水準に戻るものの、紙は一層の落ち込みが予想されている。家庭紙や板紙といった成長品種もあるが、製紙産業全体の屋台骨を支えるほ […]

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