中国の記事一覧

2018年7月9日 市場データ 海外動向 »  1286号

【中国の環境政策】2020年までに古紙輸入ゼロへ
再生パルプにも検査強化か

　中国の国務院が6月末に提出した環境政策の方針の中で、2020年までに古紙を含む輸入廃棄物の輸入をゼロにする方針を打ち出した。前号で特集したとおり、中国政府は様々な手段を組み合わせ、古紙の輸入規制を実施してきたが、この方 […]

2018年7月2日 企業動向 »  1285号

【中国・上海の 古紙ヤード】
月間6000㌧を扱い、華東地区へ供給
老舗業者の1つ、上海には約400社

　古紙輸入規制の余波で、バブルと化す中国の国内古紙市況。変動も激しいが、今年に入ってからＯＣＣ（段ボール古紙）は2,000～3,100元／トン（キロあたり33.5～52円）で推移。輸入古紙との価格差が広がっており、過熱気 […]

2018年6月18日 市場データ »  1283号

海上コンテナ（ドレージ）業者の不足が深刻化
人手不足・ターミナル混雑で古紙輸出に足かせ

　古紙輸出が内憂外患に直面している。中国の輸入規制だけでなく、国内の港までの輸送においてもドレージ業者（海上コンテナ業者）の手配が難航し、古紙輸出が停滞する事態に発展している。人手不足の深刻化や運賃の引き上げによって、も […]

2018年5月21日 市場データ 海外動向 »  1279号

【2017年中国 製紙・古紙需給】
紙・板紙生産、消費ともに堅調な伸び続く
古紙輸入減を国内回収増とパルプ増で賄う

　2017年の紙・板紙及び古紙需給のデータが中国造紙協会から発表された。造紙協会の総括では、2017年の中国の製紙業は、主要原料であるパルプ及び古紙の市場価格が大幅に変動する中、紙・板紙生産及び消費の伸びは経済情勢と共に […]

2018年4月23日 海外動向 »  1276号

【米中の 貿易摩擦】
米国向けの製紙設備1億㌦が対象に
中国のパッケージ需要に暴発リスク

　米国と中国の貿易交渉が激しさを増している。互いの輸入品目に追加関税を課し合い、報復措置を応酬する事態に発展している。米政権は3月下旬までに、約1,300品目、総額500億ドル（約5兆3000億円）相当の中国製品に25％ […]

2018年4月9日 海外動向 »  1274号

【成都】品種で価格差大きいＯＣＣ
創業2年で年54万㌧に【北京】

　中国の国内古紙の回収動向を映す古紙問屋2社を取り上げたい。1つは重慶市や四川省でリサイクル事業を手掛ける重慶再生資源集団のヤード。古紙問屋として、中国で11番目に大きく、年間36万トンの扱い量がある。もう1つは、北京魔 […]

2018年4月9日 市場データ 海外動向 »  1274号

【中国の国内回収】
輸入ライセンスの行方、カギ握る国内回収
ごみ減量や大手問屋の台頭で掘り起こし

　今後の中国における古紙輸入規制の行方と、密接にリンクするのが国内古紙の回収動向であろう。輸入古紙の減少分を国内回収の掘り起こしで補っていくことになるが、果たして現実味はあるのか。今年、ＭＩＸ古紙だけで輸入は500万トン […]

2018年3月26日 市場データ 海外動向 »  1272号

8回目のライセンス シップバック増加
中国古紙輸入

　去る3月16日、第8回目の中国の古紙輸入ライセンスが発表された。発表されたライセンス量は約131万6,000トンで、うち約128万5,000トンを9龍紙業（ナインドラゴン）が占めた。今回のライセンスの内訳は、玖龍紙業・ […]

2018年3月12日 海外動向 »  1270号

【ナイン ドラゴン】
国内古紙へシフト鮮明、58％に急増
来年中にもう2台のマシンも増設予定

　中国の最大手メーカーであるナインドラゴンが2月末に発表した中間決算（2017年7～12月）によると、国内古紙と輸入古紙の使用比率は金額ベースで58：42となり、昨年6月までの1年間に比べ、国内古紙の比率が約20ポイント […]

2018年2月19日 市場データ »  1267号

【段原紙の輸出動向】
昨年、過去最多の57万トンを記録
中国向け・中芯原紙の伸びが顕著

　昨年の紙・板紙の過去最多輸出量を牽引したのが、段原紙の輸出の急増だった。前年より44％多い56万5,000トンを記録し、紙・板紙輸出全体の3分の1を占めた。段原紙輸出が増えた要因として、①中国からの引き合いの増加、②中 […]

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