段ボール原紙の記事一覧

2023年11月13日 海外動向 »  1549号

【海外の段ボール原紙市場】
需要鈍化と供給過剰で成長の踊り場に
欧米2大メーカー合併へ、高まる再編気運

　アジア圏での段ボール原紙（以下、段原紙）の供給過剰によって、これまで堅調に伸びていた市場が踊り場を迎えている。急激な設備増強のペースに比べ、コロナ禍後の需要回復が鈍く、余剰感が強まり製品市況の悪化を招いているためだ。世 […]

2023年10月9日 市場データ » 

【8月の古紙輸出入】
3ヵ月ぶり20万トン割れ、段ボールは依然高水準

©shutterstock

　8月の古紙輸出量は17万7782トンで、3ヵ月ぶりに20万トンを割った。6～7月の輸出量は20万トンを超え、7月は年内最多の20万6千トン。8月は20万トンには届かなかったが、対前年比では29.9％増となった。 　1～ […]

2023年8月7日 海外動向 »  1536号

【中国の段原紙市場】
需要軟化が長引く中、輸入原紙が急増
東南アジアに生産移転・各地の増産余剰が殺到

　中国の段原紙需要の低迷が長引きつつある中で、段原紙の輸入量が急増している。年初から関税が撤廃されたことに加え、東南アジアなど各地で新マシンが相次ぎ稼働。現地での需要が予想以上に弱く、世界最大の段原紙市場である中国へ流入 […]

2023年7月3日 企業動向 市場データ »  1531号

【業種別段ボール消費】
段ボール消費の55％を食料品（飲料含む）が占める
減少業種はその他製箱、電気・機械、卵用

　今年1～5月の段原紙生産量は対前年比7％減。国内出荷量が同2.7％減、輸出量が同33.5％減。量にすると29.7万トン減で、内訳は輸出量が15.4万トン減、国内出荷量が11万トン減、在庫調整等で3.3万トン減。この国内 […]

2023年7月3日 企業動向 »  1531号

【グリコ】五社会の段ボール共同調達に参加
【富士通】AIで流通時の段ボール破損検出

　菓子製造大手の江崎グリコが、食品・飲料大手5社による段ボール原紙の共同調達の仕組みである、いわゆる「五社会」に今年7月から参加する。同社が製造・販売する食品梱包用に使うのは段ボール箱だが、その原料段階である段原紙を共同 […]

2023年5月15日 古紙価格・製品市況 市場データ 海外動向 »  1524号

【段原紙】
輸出縮小で需給均衡のバランスが崩れる
内需低迷も痛手、インバウンドに期待か

　段原紙市場が岐路に立たされている。①輸出トレンドに急ブレーキ、②内需の回復でも出遅れ、③在庫レベルの高止まりに陥っているためだ。3社3台による転抄マシンで生産能力が増えた分、輸出拡大で需給の均衡を保ってきたが、これが逆 […]

2023年3月27日 古紙価格・製品市況 市場データ » 1518号

【段ボール原紙需給】
60万トン台の在庫圧縮進まず
生産減でも古紙余剰なく

　段ボール原紙が内外での需要減に苦しんでいる。日本製紙連合会が発表した2月の需給速報によると、国内出荷は対前年同月比1.1％減の67万9千トン、輸出は同比40％減の6万トンとなった。ともに5ヵ月連続の前年割れである。生産 […]

2023年2月6日 古紙価格・製品市況 市場データ 海外動向 »  1511号

【段原紙・古紙の輸出動向】
段原紙が初の100万トン台、今年も増加続くか
中国・東南アジアの需要回復で古紙逼迫懸念も

　貿易通関統計によると、2022年の古紙輸出量は183万トンとなり、03年以来19年ぶりに200万トンを割った。12年をピークに減少傾向が続き、同年対比で63％減、310万トン減っている。一方で、段原紙の輸出量は101万 […]

2023年1月30日 市場データ »  1510号

【紙・板紙の内需見通し】
コロナ禍から回復期、品種間格差拡がる
紙は減少続き、板紙も低成長で救世主ならず

　日本製紙連合会が毎年公表する「紙・板紙内需見通し報告」によると、2023年の内需は板紙がコロナ前水準に戻るものの、紙は一層の落ち込みが予想されている。家庭紙や板紙といった成長品種もあるが、製紙産業全体の屋台骨を支えるほ […]

2023年1月23日 企業動向 古紙価格・製品市況 市場データ »  1509号

【段古紙 段原紙】
各社生産調整で段原紙輸出が急減
段古紙需給、1年9か月ぶり緩和

　昨年11月から段原紙の輸出量が急減。それに伴って各社とも生産調整を行い、段古紙の需給が緩和している。21年4月から段古紙需給はタイトな状況が続いていたが、メーカー・問屋ともに在庫が急増。15年以降と現在の需給状況を振り […]

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