市場データの記事一覧

2024年4月8日 企業動向 市場データ 海外動向 »  1569号

【米IP（インターナショナルペーパー）】
DSスミス買収提案
欧米の包装事業再編で、モンディと応酬

　世界の最大手製紙メーカーの米インターナショナルペーパー（以下、IP）は3月27日、英国の段ボールメーカーであるDSスミスの発行する全株式を取得する提案を行った。発表時の買収額は70億ポンド（＝約1兆3330億円）と、D […]

2024年3月4日 市場データ »  1564号

【1月の古紙輸出入】
段古紙が輸出量底上げ
雑誌・上物も対昨年比で増加

©shutterstock

　2024年1月の古紙輸出量は16万1500トンで、対前年同月比7.4％増となった。これで23年1月以来、13ヵ月連続で対前年比増となっている。それまでは2年4ヵ月の間マイナス成長だったが、一転して輸出量の増加が続いてい […]

2024年2月26日 市場データ »  1563号

【製紙・古紙需給】
古紙回収量は10年連続の減少
00年比回収増は段ボールのみ

　2023年の古紙需給のデータが出揃ったので、製紙・古紙需給の総括をする。アフターコロナの紙・板紙需要は振るわず、古紙回収量は10年連続の減少が続く。需給ギャップ拡大により古紙輸出量が増加した。 紙・板紙の生産・消費は3 […]

2024年2月19日 企業動向 古紙価格・製品市況 市場データ »  1562号

【段原紙の輸出】
前年より大幅減、計77万トンに
苫小牧港から8万トン減

　2023年は段原紙の輸出が4年ぶりに前年割れし、77万トンで24％減だった。数量にして24万トン減。輸出比率も8.1％と前年より1.8ポイント下がった。替わって古紙の輸出量が39万トン増の222万トンまで回復し、需給バ […]

2024年2月12日 企業動向 市場データ »  1561号

【古紙の国内市況】
拡がる内外格差、九州のみ強含む
【家庭紙市場】
大王が値上げ、再生品も追随

　古紙の内外価格差が拡がっている。輸出市況（キロ当たり）は段ボールが21～23円、新聞が25～27円、雑誌（OMG）が20～21円まで付いており、強含む中で、国内製紙メーカーが追随する気配は乏しい。安定した古紙在庫ととも […]

2024年2月5日 市場データ »  1560号

【12月の古紙輸出入】
23年の古紙輸出量は計222万トン、
段原紙は24％減の大幅減

©shutterstock

　12月の古紙輸出量は18万3133トンで、対前年比14.5％増。単月では段ボール以外は全て対前年割れだったが、段ボールが27.1％増加したことで全体の輸出増となった。1～12月累計では222万4441トンで、同2.4％ […]

2024年2月5日 古紙価格・製品市況 市場データ »  1560号

【古紙輸出市況】
日OCC輸出価格が上昇
1年半ぶりにキロ23円超え

　古紙輸出価格が上昇している。前号で米国品は上昇しているのに対して、欧州品はやや下落という不安定な市況を伝えたが、日本品はドル価・円価ともに上昇している。 　前月の日OCC（段ボール古紙）輸出価格（主にベトナム向け）は、 […]

2024年1月29日 市場データ » 

【紙・板紙の内需見通し】
デジタル化と値上げで紙需要の縮小加速
板紙は横ばい見通しも物流問題の影響未知数

　日本製紙連合会によると、2024年の内需予測は3.1％減と前年に引き続き厳しい状況が続く見通し。特にグラフィック用紙が悪く、段原紙はプラス予想であるが、全体を補えるほどの回復力も見込めない。インバウンド需要といった押し […]

2024年1月29日 古紙価格・製品市況 市場データ 海外動向 »  1559号

【古紙輸出市況】
米国品上昇、欧州品下落
日本品は横ばい続く

　古紙輸出価格は、地域によって異なった動きになっている。結論から言うと、米国品は上昇、欧州品は下落、日本品は横ばいという状況である。但しこれはOCC（段ボール古紙）に限った話で、ONP（新聞古紙）やOMG（雑誌古紙）は各 […]

2024年1月22日 市場データ 海外動向 »  1558号

【中国経済・製紙】
中国大手企業の破綻続く
製紙も厳しい状況に

　2024年の世界的な景気回復の兆しはまだ先になりそうだ。というのは、中国関連でその兆しとなるニュースが全くないからで、それどころか更に冷え込む恐れも出てきている。 　中国では破綻の連鎖が起きている。2023年8月17日 […]

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