市場データの記事一覧

2019年9月9日 市場データ »  1343号

【日誠産業】
紙パックを主原料に年2万6,000㌧の古紙パルプを生産
国内初の古紙パルプのＦＳＣ認証取得でニーズが増加

　古紙再生パルプメーカーの㈱日誠産業（徳島県阿南市）を訪問した。同社は紙パックをメイン原料として、年間2万6,000トンの古紙再生パルプを生産している。同社を訪問するのは2012年以来7年ぶりとなるが、紙パックを取り巻く […]

2019年9月9日 市場データ » 1343号

7月の古紙輸出入

　7月の古紙輸出量は28万9,022トンで対前年同月比28％減だった。前月比でも4.5％減った。品種別では全品種で減少した。1ー7月累計では175万6,000トンと通年で300万トン前後になる見通し。 　7月の国別輸出量 […]

2019年9月2日 市場データ 海外動向 » 1342号

【台湾の再生パルプ】
正隆紙業など各社が再生パルプ生産に着手
安価な米国古紙使い、稼働益確保を前提に

　今年7月、再生パルプの取材のために台湾を訪れた。台湾は中国の再生パルプの最大の輸入先となっており、製紙メーカー各社が再生パルプの生産に乗り出している。一方、日本では中国向けの古紙輸出減で余剰問題が長期化してきそうな気配 […]

2019年9月2日 市場データ 海外動向 » 1342号

【米国の再生パルプ】
山鷹が米国で70万㌧の再生パルプ生産へ
玖龍紙業は2021年末までに140万㌧

　中国の段原紙メーカーは、古紙の輸入規制によって深刻な原料不足に直面している。危機感から、玖龍紙業（ナインドラゴン）と山鷹国際ホールディングスの大手2社が米国において既存の工場を買収し、計200万トンもの再生パルプ増産に […]

2019年9月2日 市場データ »  1342号

【1-６月古紙需給】
古紙回収量43万t減
国内は雑誌のみ増

　今年1―6月の紙・板紙の生産量は1,279万トン（1.9％減）、消費は1,237万トン（1.6％減）。また輸入量は対前年同期比17.4％増、輸出量は同21.6％減。紙・板紙の輸出が減少し、輸入が増えているので、製紙メー […]

2019年8月5日 市場データ » 1339号

6月の古紙輸出入

　6月の古紙輸出量は30万2,602トンで、今年初めて月間で30万トンを超えた。30万トン台の輸出量は昨年8月以来、10ヵ月ぶり。1ー6月累計では146万6,500トン。このままのペースでいくと、年間で300万トンを切っ […]

2019年7月29日 市場データ » 1338号

新東海製紙向けの古紙を共同調達
交錯輸送の解消で、コスト削減

台紙含めた3品を使用する新東海製紙 　特種東海製紙と日本製紙は、2018年4月より古紙の共同調達の仕組みをスタートさせている。昨年からの古紙需給の乱高下を乗り越え、一定の成果をみせつつある。 　新東海製紙（旧特種東海製紙 […]

2019年7月22日 市場データ »  1337号

【中国 段原紙】
1ー5月の生産は対前年同期比2.1％減
段原紙価格の下落、止まらず
（ライナー98ドル・中芯128ドル下落）

　これまで中国製紙業を牽引してきた段原紙生産だが、昨年は過去最大の落ち込みとなる対前年比10％減となった。世界的に成長産業と言われている段原紙の需要だが、米中貿易戦争による輸出入の冷え込みにより、今年は米国・中国共にマイ […]

2019年7月15日 市場データ » 1336号

【古紙パルプ】
昨年の中国の輸入量は30万トン
前年から25倍増も価格は下落

　本紙1322号（4月1日号）で内外の古紙パルプ事情の特集をしたが、今回は中国のデータを元に検証したい。昨年の中国の古紙パルプ輸入量は約30万トン。一昨年の1万2,000トンから25倍に増加した。輸入国は台湾・ベトナム・ […]

2019年7月15日 市場データ » 1336号

【古紙の工場荷受】
岳排点検で5日間操業停止
静岡の問屋在庫が急増

　夏の恒例行事である、静岡県富士地区の岳南排水路（通称：岳排、ガクハイ）の点検・整備工事が、7月29日から8月2日までの5日間実施される。例年、土日を挟むなどして2日〜5日間行われるが、今年は平日だけの異例の5日間。期間 […]

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