【輸出価格の軟化止まらず】
古紙在庫、急増のおそれ
段ボール・雑誌が国内還流で

製紙メーカーと問屋の古紙在庫の推移

 中国の古紙輸入制限によって、今後、日本の古紙在庫が急増する恐れがある。すでに環境規制が本格化した7月下旬以降、需要が減退。輸出市況の価格軟化とともに、段ボール(OCC)や雑誌等(MIX)が国内メーカー工場に還流。その結果、特に段ボールの在庫が急増し、一時入荷制限を行う工場も出てきた。  9月に入り、国内価格(建値+プレミアム)と輸出価格が逆転。段ボールの国内建値はキロ18円をベースに、需要地の...

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