製紙メーカー5社の2023年3月期の中間決算が発表された。原燃料高騰と急激な円安進展といった未曾有の外部環境の変化に直面する中、王子HDが好業績を保ち、レンゴーが堅調さを示した一方で、北越コーポは大幅な減益で、日本製紙と大王製紙が赤字決算を強いられた。 今年始めから数えて、洋紙で計3回、板紙で2回、家庭紙で2回の値上げに踏み切ったものの、原燃料のコスト増を製品に転嫁するペースが追い付いていな...
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