世界的な「紙離れ」によって、洋紙分野の市場縮小が続く中、製紙業は板紙と家庭紙に成長を求めるのが、世界の趨勢となっている。日本でもここ二、三年の間に、新マシンの設備投資があったのはこの二分野である。台湾でも同じく設備投資の動きが広がっている。ただ、台湾の場合、過去に中国本土の投資に傾倒したことにより生じた産業空洞化の反動もある。中国は人件費の高騰や経済成長の減速に直面しており、今後の製紙における新...
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