経済コンサルタントの大前研一氏は、インターネットの普及前からグローバル社会の到来を予見していた。国単位で動く社会から、国を超えた地球規模の社会へ。これは人と物の出入りによって相乗効果が進むが、それを更に加速・進化させたのが、インターネットの出現である。
しかし昨今の無差別テロや難民問題等により、世界中が右派、原理主義、ナショナリズムへの傾倒を強めている。また今年1月20日に正式に就任した米国のトランプ大統領は、グローバル社会、ボーダレス社会から逆行する「米国第一」の考えに沿う政策しか興味がない。メキシコ国境に壁を築くということが実現されるのであれば、全くの時代錯誤だと言わざるを得ない。古代中国が万里の長城の建設に着手したのが紀元前657年。今から2674年前のことである。
冷戦時のG2(米国・ソ連)時代、ソ連崩壊後のG1(米国)時代、そして現在はG0時代と言われる。リーダーを失い、世界はどこに向かうのか。
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