
▼山形の酒田市に出張する用件があったので、東北地区の古紙需給を調べてみた。同地区メーカーの古紙購入量は月間15、6万トン。本紙の推定による回収量は同12万トン弱。この差の3、4万トンが関東地区から供給されている。東北地区の古紙需給は消費が供給を上回る消費地区である。
▼こうした需給構造もあってか、東北地区からの輸出は少ない。今年1-8月の輸出(八戸、塩竃、小名浜、秋田船川、酒田、新潟、直江津の七港から)は5万2,541トン。輸出品目でみると、段ボールが半分を占め、残りが雑誌、その他である。新聞は新潟港から980トン出ているだけだから、東北地区で回収された新聞はほとんど国内消費に回っている。
▼1-8月累計の古紙輸出量は185万トン。東北地区は全国比3%にすぎない。一方、回収量は2,044万トン(昨年)、東北は142万トンで同7%を占める。ただ東北地区の古紙消費が将来、増える見通しに乏しい。逆に回収が増え、輸出は徐々に活発になるだろう。ちなみに関東地区の古紙回収量は全国比40%を占めるが、輸出は99万トン(1-8月累計)で同54%。関東は供給が消費を大幅に上回る供給圏であると同時に、最大の輸出圏でもあるわけだ。
2025年10月27日
コラム「虎視」
今回は山﨑紙源センター特集。社名は「やまさきかみげんセンター」と読む。「やまさき」を「やまざき」、「かみげん」[...]
2025年10月27日
ちょっとブレイク
10月21日、衆議院の首相指名選挙で過半数を得票し、第104代首相に高市早苗氏が選出された。日本の憲政史上初め[...]
2025年10月20日
コラム「虎視」
古紙ヤードマップは先代創業者が本紙創刊時から考案していたもので、いつかは日本全国の古紙ヤードを一覧にして冊子に[...]
2025年10月13日
コラム「虎視」
10月4日に行われた自民党総裁選において、高市早苗氏が第29代総裁に選出された。15日に召集される臨時国会で第[...]