
▼07年末までに洋紙大手3社(大王、王子、日本)による4基のDIP(脱墨古紙パルプ)新増設の日産能力は1,400トン。3社グループの現行の日産能力は1万1,745トンなので、12%の能力増となる。洋紙メーカーの古紙利用といえばかっては新聞用紙への古紙配合増だったが、その後、コピー用紙などの再生紙化が進み、今回のDIP用途は微塗工紙を含めた軽量コート紙、つまり塗工紙への古紙配合増である。
▼昨秋、塗工紙を生産する王子製紙の春日井工場を見学させてもらった。塗工紙への古紙配合は5%の低いものから100%まであり、様々な銘柄を品揃えしていた。塗工紙全体でみると、平均して20%の古紙を配合しているとのことだった。人気ナンバーワンのブランドはグリーン100シリーズ。これは文字通り古紙100%の製品である。
▼塗工紙生産で大手3社に続くのが北越製紙・新潟と三菱製紙・八戸だが、昨年の古紙使用量は前者が2万1,000トン、後者が6万7,000トン。これを塗工紙を含めた印刷用紙の生産量で単純に割ると、前者の古紙配合率は2%、後者は8%。塗工紙を含めた印刷用紙への古紙配合がもっとも遅れているのが北越製紙・新潟といえよう。将来、新潟での古紙配合増が進むのかどうか。
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