
▼本紙の推定によると北陸3県(福井、石川、富山)の古紙回収量は年間約44万トン。一方、輸出港は伏木(富山)と金沢(石川)で今1-9月累計で1万2,000トン。内訳は段ボール2,300トン、上物4,500トン、雑誌4,600トンなど。月平均1,300トンとみて年間輸出は1万6,000トン程度。回収量に占める輸出比率は4%足らずで、全国平均の輸出比率17%を大きく下回っている。輸出が少なく国内製紙を中心に販売しているのが北陸地区の古紙問屋の実態であろう。
▼古紙ヤード密度は本紙の調査によると全国平均が人口10万人当たりで1.23ヵ所だったが、北陸は福井1.70、石川1.61、富山1.97と3県とも高い。なかでも富山は鳥取の2.30に次いで全国で2番目にヤード密度が高い。ということは仕入れ競争が激しいわけだが、仕入れ競争が激しい地域は輸出指向も強いわけでもないことを北陸は示している。富山県で42万人の人口を抱える富山市のヤードは6ヵ所。17万人の高岡市には7ヵ所あり、高岡市は全国でも有数の激戦地とか。ちなみに人口850万人の東京23区には約100ヵ所の古紙ヤードがあるが、8万5,000人に1ヵ所。高岡市は2万4,000人に1ヵ所というわけだ。
2025年10月27日
コラム「虎視」
今回は山﨑紙源センター特集。社名は「やまさきかみげんセンター」と読む。「やまさき」を「やまざき」、「かみげん」[...]
2025年10月27日
ちょっとブレイク
10月21日、衆議院の首相指名選挙で過半数を得票し、第104代首相に高市早苗氏が選出された。日本の憲政史上初め[...]
2025年10月20日
コラム「虎視」
古紙ヤードマップは先代創業者が本紙創刊時から考案していたもので、いつかは日本全国の古紙ヤードを一覧にして冊子に[...]
2025年10月13日
コラム「虎視」
10月4日に行われた自民党総裁選において、高市早苗氏が第29代総裁に選出された。15日に召集される臨時国会で第[...]