パッカー車における事故が後を絶たず、重大事故は年間数件起きている。多い時は、パッカー車関連で5人亡くなった年もあった。パッカー車の重大事故は大きく2つに分けられる。1つは回転板に巻き込まれる事故。もう1つは後方確認を怠った事故である。回転板への巻き込まれ事故では、作業員の被害が多いが、後方への不注意による事故では、市民の被害が多い。
▼ハインリッヒの法則によると、重大事故1件において、死亡や重大事故には至らない軽傷事故が29件起きていると言われる。つまり重大事故が5件起きると、軽傷事故はその5倍の145件。そして軽傷事故には至らないヒヤリハットは1件あたり300件。最大で年間1500件ものヒヤリハットが起きている訳だ。
▼山口県のヒヤリハット集が参考になる。「ヒヤリハット 山口県 清掃事業」で検索できる。イラスト入りで、様々な場面のヒヤリハット集がまとめられている。パッカー車関連の例を挙げると、ごみ収集時に対向車に轢かれそうになった、回転板でガラス・プラ等が飛散して怪我をしそうになった、市民が勝手にパッカー車の投入口にごみを投げ込んでいた等。全原連でも、古紙回収時や古紙ヤードでのヒヤリハット集を、イラスト入りで作成してほしい。
2024年11月25日
コラム「虎視」
古紙の源泉となる紙の需要にもトレンドがある。雑誌は販売部数が減り、広告も減り、そして売るための書店も減っていく[...]
2024年11月18日
コラム「虎視」
日資連は日本再生資源事業協同組合連合会の略称で、1973年のオイルショックの真っ只中に、主に専ら物の回収業者が[...]
2024年11月18日
ちょっとブレイク
サッカー日本代表の森保ジャパンが好調である。過去3年の日本代表の成績は29勝8敗5分(24年10月末時点)だが[...]
2024年11月11日
コラム「虎視」
小六会長とは全原連の新年会と総会で毎年顔を合わせていた。その会合が終わった後、いつも嘆いていた。「紙はゴミじゃ[...]