2000年から世界中の古紙を買い集めてきた中国だが、今年末で古紙輸入をストップする。廃プラは一足先に中国市場が閉鎖したが、いよいよ古紙輸入もリミットが迫っている。
▼中国の輸入ライセンスは8月末時点で200万トン以上残っていた。そこに9月中旬に70万トンの追加ライセンスが発行された。このライセンスを使い切るために、米国OCCを買い漁り、更に日本OCCのオーダーも増えると考えていたが、実際には9月・10月の輸出価格は下がった格好。OCC価格はこのまま推移するのか。ただ不確定要素はある。4面でも触れているが、中国・韓国・欧州でいずれも段原紙価格が上がった。段ボール古紙がツレ高になることも考えられる。
▼中国の今年第1四半期のGDP成長率は対前年比6.8%減。同第2四半期は3.2%増、第3四半期は4.9%増。また中国鉱工業生産の伸び率も1~3月はマイナスだったが、4月から4%台の増加、8月から5%台の増加、9月は6.9%増となった。そして中国小売業売上高は、7月までマイナスだったが、8月は0.5%増、9月は3.3%増となっている。段原紙の生産は上向きで価格も上昇しているが、段古紙価格は中国国内・輸入ともに横ばいか下落している。
2025年04月14日
コラム「虎視」
17年に発刊された「アマゾンが描く2022年の世界、田中道昭著」という本に出てくる近未来像がある。無人コンビニ[...]
2025年04月07日
コラム「虎視」
概ね売上10億円以上の古紙問屋を対象に業況調査アンケートを実施したが、回答率は3割強にとどまった。経営状況の公[...]
2025年03月31日
コラム「虎視」
2018年から開始した中国のナショナルソードにより、鉄スクラップも輸入禁止となった。しかしその前から中国は世界[...]
2025年03月31日
ちょっとブレイク
読者から「サッカーのコラムを毎週書いて欲しい」という声を頂いた。さすがに毎週は無理だが、改めてサッカーファンが[...]