中国の古紙輸入規制による原料不足から、古紙パルプの需要が高まっているものの、日本の事業者は新規投資には慎重で、様子見の姿勢が強い。中国の規制の行方や輸送コストなど課題が多く、事業性の見極めが難しいからだ。一方で中国の製紙メーカーは東南アジアに積極的に進出し、古紙パルプのプロジェクトを次々発表している。段原紙工場を立ち上げるのではなく、あえて再生パルプ設備に留めているのは理由があった。短期的には中...
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