▼古紙価格が低迷していた頃、雑誌など一部品種は逆有償だった。生き残ったちり紙交換業者が家庭から古紙を回収するにあたって、京都市などでは1回につき50円や100円をもらう(業者が家庭から)という話を聞いたこともあった。古紙価格が回復し、逆有償はいまでは遠い?過去の物語になったが、ちり紙交換が全盛の頃、トイレットペーパーでなく家庭に現金を支払う業者も少なくなかった。
▼今夏、私用で沖縄に出かけた本紙のスタッフの話。家庭に溜まっていた雑誌類を整理して古紙問屋に持ち込むと、計量してくれて50キロあった。この持ち込み代金として660円を受け取る。現金をもらえるとは予想していなかったので、驚くとともに計算するとなんとキロ11円。これからも頼みますとお礼までいわれたとか。
▼本紙735号で那覇市の古紙の分別収集における落札価格を報じたが、なんと23円だった。おそらく全国的にももっとも高い落札価格だったと思われるが、今回の持ち込みの代価にもびっくり。沖縄の古紙価格は日本一高い!
2021年01月25日 コラム「虎視」 かつて静岡県袋井市にあった鉄スクラップと古紙を扱う問屋が面白い取組みをしていた。約230トンのCO2排出権を購[...]
2021年01月04日 ちょっとブレイク 昨年はコロナ禍の影響により、3月からほぼ世界中のサッカーリーグが中断となった。欧州の5大リーグでも同様の措置が[...]
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2020年12月14日 コラム「虎視」 東南アジアでは、繊維が長く歩留まりが良い米国古紙がファーストチョイスで、次いで品質は低いが価格の安い欧州古紙。[...]