▼古紙価格が低迷していた頃、雑誌など一部品種は逆有償だった。生き残ったちり紙交換業者が家庭から古紙を回収するにあたって、京都市などでは1回につき50円や100円をもらう(業者が家庭から)という話を聞いたこともあった。古紙価格が回復し、逆有償はいまでは遠い?過去の物語になったが、ちり紙交換が全盛の頃、トイレットペーパーでなく家庭に現金を支払う業者も少なくなかった。
▼今夏、私用で沖縄に出かけた本紙のスタッフの話。家庭に溜まっていた雑誌類を整理して古紙問屋に持ち込むと、計量してくれて50キロあった。この持ち込み代金として660円を受け取る。現金をもらえるとは予想していなかったので、驚くとともに計算するとなんとキロ11円。これからも頼みますとお礼までいわれたとか。
▼本紙735号で那覇市の古紙の分別収集における落札価格を報じたが、なんと23円だった。おそらく全国的にももっとも高い落札価格だったと思われるが、今回の持ち込みの代価にもびっくり。沖縄の古紙価格は日本一高い!
2024年11月25日
コラム「虎視」
古紙の源泉となる紙の需要にもトレンドがある。雑誌は販売部数が減り、広告も減り、そして売るための書店も減っていく[...]
2024年11月18日
コラム「虎視」
日資連は日本再生資源事業協同組合連合会の略称で、1973年のオイルショックの真っ只中に、主に専ら物の回収業者が[...]
2024年11月18日
ちょっとブレイク
サッカー日本代表の森保ジャパンが好調である。過去3年の日本代表の成績は29勝8敗5分(24年10月末時点)だが[...]
2024年11月11日
コラム「虎視」
小六会長とは全原連の新年会と総会で毎年顔を合わせていた。その会合が終わった後、いつも嘆いていた。「紙はゴミじゃ[...]