古紙ジャーナル記事の記事一覧

2019年11月25日 市場データ »  1354号

【連載③】国内段原紙・古紙市況は持続可能か？
カルテル発覚後、大手一貫メーカーが戦略転換
消耗戦からＭ＆Ａ加速、原紙の過剰設備が懸念材料に

　段ボール業界に激震が走ったのが、2012年6月の公正取引委員会による一斉調査だった。その後、製品への価格転嫁が難しくなり、古紙価格との三位一体も薄れた。一時は各社が再びシェア争い、安売りへひた走ることも危惧された。だが […]

2019年11月25日 古紙価格・製品市況 » 1354号

【古紙輸出価格】
ＪＯＣＣ過去最低水準、３円台～４円台に

　米国古紙はＤＳ-ＯＣＣ（＃１２、2回選別した段ボール古紙）の価格が、先月より10ドル下落し、120ドルとなっている。他の品種は先月から横ばい。既に年内の中国向け輸出はタイムリミットを過ぎた。現在のベトナム向けの段ボール […]

2019年11月25日 古紙ジャーナル記事 »  1354号

【中国・日本の1-9月段原紙生産】
中国・日本ともにマイナス成長に
盛り返してきた中国、先細りの日本

　中国と日本の今年の月別段原紙生産量を調査したので、比較したい。1ー9月の累計の対前年比では、両国とも同じような減少率で、中国は0.9％減、日本は0.6減となっている。 　1―9月の中国の段原紙生産量は3990万トンで、 […]

2019年11月18日 企業動向 海外動向 » 1353号

【テソリサイクリング～韓国の古紙問屋～】
古紙扱い量はピークの月間2万トンから半減
国内・輸出ともに出荷量が激減、窮状を語る

　先週号のコラムでも書いたが、11年ぶりに韓国最大の古紙問屋であるテソリサイクリングを訪問した（786号）。同社は1998年の創業。アジア通貨危機の直後に創業したが、景気悪化を逆手に取って古紙扱い量を瞬く間に増やしてきた […]

2019年11月18日 関連業界 » 1353号

【エコ・ グループ】
福井高速運輸のエコ事業（静脈物流）として業容拡大
ＲＰＦ・木質チップを月間1万トンずつ供給

　9月上旬、一般社団法人日本ＲＰＦ工業会が企画する視察ツアーに参加させてもらい、福井のＦＫエコ・グループの2工場を訪問した。本業である物流事業の福井高速運輸のグループ会社で、ＲＰＦ事業を手がけるエコ・クリーンと産廃の選別 […]

2019年11月18日 古紙価格・製品市況 »  1353号

【国内メーカーの古紙調達】
輸出原紙向け見据え、建値以下の購入拡がる

　11月に入り、製紙メーカーの間で一部の古紙の調達価格を大幅に下げる動きが目立ち始めた。現在、段ボール古紙の輸出価格は、キロ5円前後（問屋店頭）。古紙ヤードが港まで遠いなど積荷条件の悪い地域では、3～4円の単価も珍しくな […]

2019年11月18日 関連業界 » 1353号

【マルサンアイ】
ＲＰＦ専焼ボイラーで月2000㌧使用
繊維くず処理でクローズドループも

　ＲＰＦ向け原料の廃プラが国内で溢れる中、バイオマスボイラーのＲＰＦ消費量は伸び悩む。国内でも珍しいＲＰＦ専焼ボイラーをもつマルサンアイ（福井）に、日本ＲＰＦ工業会の視察ツアーの中で訪問した。同社は福井県鯖江市にある染色 […]

2019年11月11日 海外動向 » 1352号

【韓国】
政府が輸入古紙使用自粛を各製紙メーカーに要請
製紙メーカーの国内古紙の水分引きは最低30％

　先週、日本マテリオ㈱との共催ツアーで韓国を訪問した。訪問先は、段原紙メーカー、古紙ヤード、タテバ、マンションの排出場所等。川上から川下まで、韓国の古紙需給に携わる現場を訪問した。各所の詳細は次号以降に掲載予定。韓国政府 […]

2019年11月11日 関連業界 »  1352号

【紙と新素材①株式会社ＴＢＭのＬＩＭＥＸ】
石灰石から新素材開発、来年新工場を竣工
環境負荷抑えた素材ベンチャーとして脚光

　紙需要が縮む中、紙素材のイノベーションに期待が高まっている。具体的には従来にはない強度、耐久性、耐水性など新たな機能を付加した新素材である。紙には生分解性という強みがあり、「脱プラ・紙化」需要の機運も追い風だ。一方でリ […]

2019年11月11日 市場データ » 1352号

9月の古紙輸出入

　9月の古紙輸出は25万8689トンで対前年同月比9.6％減だった。1―9月累計では228万3095トンの21.4％減。通年では300万トン前後になるとみられ、前年より80万トンほど減ることになりそうだ。 　今年の輸出減 […]

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