海外動向の記事一覧

2023年5月29日 市場データ 海外動向 »  1526号

【ベトナムの古紙輸入量】
日本からの輸入量が前年比15％減
成長ペース鈍化、中国の原紙需要と連動か

　ベトナムは日本にとって古紙の最大の輸出相手国で、2022年は輸出全体の約3分の1を占めた。ベトナム側からみると、22年の古紙輸入量は317万トンで対前年同期比0.4％減。その8割強が段ボール古紙で、込頁やシュレッダー古 […]

2023年5月22日 市場データ 海外動向 » 1525号

【2022年の中国の製紙・古紙需給】
紙・板紙生産は増加、消費は減少のねじれ現象
古紙回収量は1.5％増、回収率は53.1％に

　中国造紙協会は5月12日、2022年の中国製紙産業報告書を公開した。それによると、紙・板紙生産量は4年連続で増加したものの、紙・板紙消費量は4年ぶりに減少。近年の中国は、生産が増えると消費も増えるという同様の傾向だった […]

2023年5月15日 古紙価格・製品市況 市場データ 海外動向 »  1524号

【段原紙】
輸出縮小で需給均衡のバランスが崩れる
内需低迷も痛手、インバウンドに期待か

　段原紙市場が岐路に立たされている。①輸出トレンドに急ブレーキ、②内需の回復でも出遅れ、③在庫レベルの高止まりに陥っているためだ。3社3台による転抄マシンで生産能力が増えた分、輸出拡大で需給の均衡を保ってきたが、これが逆 […]

2023年5月15日 古紙価格・製品市況 市場データ 海外動向 »  1524号

【古紙国際市況】
欧米OCCやや下落
中国国内OCCは上昇

　GW明けの古紙輸出価格はそれほど変化がない。米国OCC（＃12）はインド向けで180～185ドル、東南アジア向けでは170～175ドルとなっており、GW前と横ばい。インドのオーダーはやや縮小しており、全体的に下げ圧力と […]

2023年5月8日 インタビュー 企業動向 海外動向 »  1523号

【韓国古紙ヤード】
新聞古紙が激減、主力の段ボール古紙は全て輸出
保有車両はわずか2台、ほとんどが持ち込み方式

　3月初旬に韓国・仁川市にある古紙ヤードの京仁リサイクリングを訪問したので、レポートしたい。創業者の現会長が独立前は新聞業界で働いていたこともあり、以前は月間1万トンの新聞古紙を扱っていた。しかし現在は様変わりして、月間 […]

2023年4月24日 古紙価格・製品市況 市場データ 海外動向 »  1522号

【米国】
新聞用紙の生産量が05年比で9割超も減少
新聞古紙の発生が激減し、輸出余力も低下

　最近日本の商社から「米国の古紙輸出余力が落ちている」という話を聞く。また2月末に訪問した韓国製紙メーカーでも同様のことを話していた。そして昨年J-ONP（日本新聞古紙）輸出価格が史上最高レベルに高騰した要因の1つとして […]

2023年4月24日 古紙価格・製品市況 市場データ 海外動向 »  1522号

【古紙輸出価格】雑誌古紙、更に下落
【世界経済状況】欧米の停滞が深刻

　米国OCC（＃12・選別段ボール古紙）のインド向け輸出価格は、180～185ドルで前週と変わらず。米OCC（＃11・一般的な段ボール古紙）のインド向けは165～170ドルでこちらも横ばい。但し東南アジア向けは、製紙メー […]

2023年4月3日 企業動向 海外動向 »  1519号

【中国の原紙需要】
5月まで大手が減産継続
ナインドラゴンが営業赤字

　海外の古紙・段原紙の需要回復が鈍い。一番の誤算は、中国でゼロコロナ解除後、景気が回復するとの予想が外れたことだろう。インフレによって消費意欲が減退し、段ボールといった包装資材の需要にも影響が生じている。 　3月にОEC […]

2023年3月27日 インタビュー 企業動向 海外動向 » 1518号

【大韓製紙】
K-ONPを主原料に年15万トンの新聞用紙を生産
新大洋製紙の火災を機に段原紙の生産を開始

　前号に続き韓国特集を掲載する。今回は訪問したのは大韓製紙（デハンペーパー）の本社で、担当者から生の声を聞くことが出来た。ちなみにアテンドしてもらった日本マテリオ・孫社長と大韓製紙の社長は旧知の仲で、日本マテリオは同社が […]

2023年3月27日 海外動向 関連業界 » 1518号

【古着・古布】
インドネシアが輸入規制を強化へ
韓国が先行下げ、輸出の調整局面か

　インドネシアの地元紙が報じたところによると、ジョコウィ大統領が3月、古着の輸入規制を強化する方針を打ち出したという。自国の繊維産業を守るためであるが、同国ではもともと古着の輸入を禁止してきた。スマトラ島の主要港ではイン […]

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