海外動向の記事一覧

2023年10月2日 企業動向 海外動向 »  1543号

【玖龍紙業 ナインドラゴン】
06年の上場(香港証券取引所)以来、初の赤字決算に
需要減・製品安・コスト高を解消できず

　去る9月25日、中国最大の製紙メーカーである玖龍紙業（ナインドラゴン）は、2022年度（22年7月～23年6月）の業績及び決算報告書を発表。報告書によると、同社は06年の上場以来、初めての赤字決算となった。しかし各工場 […]

2023年10月2日 古紙価格・製品市況 市場データ 海外動向 » 1543号

【古紙輸出価格】
3品種とも価格上昇
段ボール・雑誌は18円台

　既報のように日本の古紙輸出価格が上昇してきた。米国・欧州のOCC輸出価格が5～10ドル上昇したことで、日本のOCCもツレ高となっている。ベトナム向けドル価は150～155ドルで、円価ではキロ18.5～19.0円。一部で […]

2023年9月25日 海外動向 » 1542号

【中国回想その９】
05年と14年に富陽の朝市を見学
当時の中国の古紙売買の象徴に

　これまでに日本の古紙リサイクル業者が最も訪問した中国の街は富陽かもしれない。日本で言うと静岡や四国中央市のような製紙の町で、以前は400社以上の中小製紙メーカーが林立していた。そこで毎日行われていたのが「古紙の朝市」。 […]

2023年9月25日 古紙価格・製品市況 市場データ 海外動向 »  1542号

【古紙輸出価格】
各国OCC輸出価格が上昇
大手中国メーカーが発注増

　米欧日のOCC（段ボール古紙）価格が上昇した。9月上旬では、米OCC（＃12・選別した段ボール古紙）の輸出価格は180～190ドルだったが、現在は190～195ドルとなり、5～10ドル上昇した。またインド向けの高値では […]

2023年8月28日 海外動向 » 1538号

【中国回想 その⑨】
榮成紙業はQRで品質管理を徹底
中国で300万㌧生産、昨年は減少

　2017年に榮成紙業の浙江工場と新設した湖北工場を訪問した。同社は台湾メーカーで中国に積極的に工場を展開。当時の回想と現在の状況をレポートする。 　榮成紙業は1978年に設立。台湾・二林工場で年産1.5万トンの段原紙の […]

2023年8月7日 海外動向 »  1536号

【中国の段原紙市場】
需要軟化が長引く中、輸入原紙が急増
東南アジアに生産移転・各地の増産余剰が殺到

　中国の段原紙需要の低迷が長引きつつある中で、段原紙の輸入量が急増している。年初から関税が撤廃されたことに加え、東南アジアなど各地で新マシンが相次ぎ稼働。現地での需要が予想以上に弱く、世界最大の段原紙市場である中国へ流入 […]

2023年8月7日 古紙価格・製品市況 市場データ 海外動向 »  1536号

【古紙輸出価格】
米欧OCCやや上昇
景気改善はまだ先か

　米国・欧州OCCが７月下旬に10ドル上昇した。米国OCC（＃11・段ボール古紙）の価格は、160～165ドルから170～175ドルに上昇している。上昇の理由としては、米国内の発生が悪いことや、インドの製紙メーカーが買い […]

2023年7月24日 企業動向 古紙価格・製品市況 海外動向 » 1534号

【古紙輸出市況】
前月より5～20ドル安
為替も円高進み手取り減

　古紙は6月の非発生期を経たが、輸出市況は回復の兆しが乏しい。ドル価では欧米で前月より5～10ドル上昇した一方、日本品は5～20ドル下落した。先月末より円ドル為替が5～6円円高に振れたことで、円価の押し下げ要因ともなった […]

2023年7月3日 古紙価格・製品市況 市場データ 海外動向 »  1531号

【古紙国際市況】
欧州古紙の価格下落止まらず
中国段原紙、昨秋から百㌦下落

　欧米日の古紙輸出市況は今年に入ってから低位安定が続いている。世界的な経済状況の回復はまだ遠く、とりわけ中国経済の回復は、紙・板紙生産や価格面から推測すると、まだ当分かかりそうな気配である。 米国古紙輸出市況 　米国OC […]

2023年6月5日 市場データ 海外動向 » 1527号

【アジアの古紙輸入】
輸入増はベトナムとマレーシアのみ
日本古紙のシェアは軒並み低下傾向

　2022年のアジア各国の古紙輸入量を調査した。20年末で中国が古紙輸入を禁止したことで、古紙輸出相手国はアジア全体に分散。21年はほとんどの国で輸入増となっていたが、22年は一転して減少した。中国経済や世界経済の停滞に […]

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