【紙・板紙の内需見通し】
コロナ禍から回復期、品種間格差拡がる
紙は減少続き、板紙も低成長で救世主ならず

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 日本製紙連合会が毎年公表する「紙・板紙内需見通し報告」によると、2023年の内需は板紙がコロナ前水準に戻るものの、紙は一層の落ち込みが予想されている。家庭紙や板紙といった成長品種もあるが、製紙産業全体の屋台骨を支えるほどの成長力はない。総じて低成長・右肩下がりの市場の中で原燃料高が重荷となり、品種間格差・メーカー間格差が拡がっている。今年の内需でカギを握るのは、①製品値上げの進捗状況、②インバウ...

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