自主独立の経営に支えられた古紙業界では、ほとんど再編.集約が進んでこなかった。回収量や回収率が右肩上がりの時代が長く、共存共栄を享受できたことや、先祖代々築き上げたファミリー企業を他者に委ねることの抵抗感も強かったためだ。だが、古紙の発生が減りはじめ、ヤードの過当競争や仕入れ競争が激しくなる中で、後継者は難しい経営のかじ取りが求められる。今回、日本紙パルプ商事㈱が大手古紙問屋の福田三商㈱を傘下に...
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