今春、家具販売大手で経営権を巡り、株主を巻き込み父娘が対立する騒動が起きたことは記憶に新しい。古紙問屋にとっても、その大半は親族が事業を継承しており、必ずしも他人事とはいえない出来事に映ったのではないか。そこで主要な古紙問屋の事業承継の状況を調べてみた。社長平均年齢は五十六歳。世代交代は比較的順調に進んでいるが、経営の実権は先代が握ったままというケースも少なくない。オーナー経営の強みとリスクにつ...
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