▼広島市が事業系紙ごみの清掃工場への搬入規制に乗り出した。同時に搬入料金の値上げも検討していたがこれは見送られ、来年度以降となるもよう。広島市の事業系ごみの搬入料金は現在キロ8円。搬入料金とは事業所が直接、あるいは市の許可を受けた一廃業者が清掃工場に持ち込む時に徴収される料金である。この搬入料金が高ければ事業系ごみの減量・リサイクルが進む。名古屋市が4月から10円アップし、キロ20円にしたことはすでに報じた。
▼本紙が582号で推定した14大都市の平成14年度の事業系紙ごみは268万トン。事業系ごみの47%が紙ごみという横浜市の物差しを利用した。このデータは横浜市の大規模建築物のごみの組成分析による。ごみの品目毎に発生・再資源化・廃棄の数量が集計されている。
▼それによると、紙類の場合、発生の組成と廃棄の組成が大きく違う。紙類のうち新聞、雑誌、段ボールは大半、再資源化されているからだ。廃棄の組成によると紙類は29%だった。ただ大規模建築物ほど中小建築物での紙ごみの再資源化が進んでいるとは思えないので、発生の組成の47%と廃棄の組成の29%の中間値38%を物差しとすると、14大都市の事業系紙ごみは216万トンに。
2025年09月15日
コラム「虎視」
18歳の時に東京に出稼ぎに行き、新橋の居酒屋で約2年間、住み込み社員として働いていたことがあった。そこで一番驚[...]
2025年09月08日
コラム「虎視」
古紙ヤードマップ2025の調査作業は順調に進んでいる。各社のホームページを参考にしながら、電話による調査を続け[...]
2025年09月01日
コラム「虎視」
5年ぶりに発刊する古紙ヤードマップの調査作業を行っている。5年前の2020年はコロナ禍の時だった。
[...]
2025年07月14日
コラム「虎視」
今号で紹介した熊谷紙業は、90年代から古紙パルプ生産を試行錯誤してきた。本紙268号(97年10月)を改めて読[...]