
▼中国の驚異的な板紙の設備増強は今年がピークかと思っていたら、ナインドラゴンとリー&マンの2社はさらに来年も同規模の増強を行うと伝える。桁外れの規模にただ驚くばかり。2社だけで今年と来年、2年連続で300万トン(合計600万トン)の大増設だ。
▼中国は昨年、1,000万トンを超える段ボール古紙を輸入した。輸入古紙全体では2,000万トン弱。この大増設をみている限り、段ボールの輸入量はさらに膨らむだろう。ちなみに2000年の段ボール輸入量はわずか96万トンだった。6年で10倍以上も増えたが、驚異的な伸びだ。主要輸入国は米国、日本、英国。この3国から7割近くを購入。
▼一方、段原紙の生産は2,000万トンを超えた(ちなみに日本は930万トン)。消費する段ボール古紙の半分を輸入に依存しているわけだ。中国の古紙全体の回収率が30%台と異常に低い。これは①生産された段原紙が輸出用の梱包材となって国内で回収されない②データ不足③新聞や雑誌などはリユースされているーなどが原因とみられる。国内の古紙価格が高いので古紙は貴重品。回収率が低いのはごみ化しているためでない。中国経済が輸出型から内需型に大きく転換するまで、段ボールを含めた古紙不足は続くだろう。
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