昨年3月、スティングの大阪城ホールでのライブに出掛けた。スティングは世界的なアーティストで、数々の映画に楽曲を提供するなど、その活躍は70年代後半から現在まで色褪せることがない。
高校の美術教師だったスティングは、ジャズ好きで音楽活動も行っていた。地元の腕利きのミュージシャンで結成したポリスは瞬く間に人気を博し、教師からミュージシャンに転向した。現在でも多くのアーティストがカバーをしている『EVERY BREATH YOU TAKE、(邦題・見つめていたい)』は、名曲中の名曲である。
ポリスはその後84年に解散し、スティングはミュージシャン兼シンガーソングライターとして活躍。これまでに17回、グラミー賞を獲得している。
昨年3月の公演では、前座としてスティングの息子であるジョー・サムナーが歌とギターを披露。さすがは一流ミュージシャンの息子だった。しかし前座が1時間半も続いたので、会場が異様な雰囲気になった。「スティングのライブに来たつもりが、スティングの息子のライブか?」。「スティングの体調が良くないのか!?」と様々な不安がよぎる。しかし不安は全くの杞憂だった。公演開始から2時間後、満を持してスティングが登場。そこからアンコールを入れて2時間、会場は総立ちで熱狂の渦に包まれた。さすがは稀代のショーマンである。個人的には、前述の見つめていたいとフィールズ・オブ・ゴールドがお気に入りである。
2024年10月14日
コラム「虎視」
ピューリッツァ賞作家であるハルバースタムによる「ベスト&ブライテスト」という本がある。泥沼化したベトナム戦争に[...]
2024年10月07日
コラム「虎視」
物心付いた時から毎年、年賀状を出していたが、5年前に出すのを止めた。会社関連も2年前から止めて、勝手ながら紙面[...]
2024年09月30日
コラム「虎視」
福田三商はM&Aで大きくなった古紙問屋で、元々は福田紙原料と三商紙業(福田紙原料と鈴六商店の合弁)が合併して6[...]
2024年09月23日
コラム「虎視」
最近の若者の間で「オタク」は憧れの対象なのだという。『映画を早送りで観る人たち』(稲田豊史著)によると、彼らは[...]