
▼7月に入って輸出円価(問屋手取り)が上昇し19円が出てきたとしよう。6月末の成約に比べると1円以上高い。そこで問屋は追加輸出したいと考える。仮に月1万トンを回収している問屋が普段は3,000トンを輸出に、国内製紙に7,000トンを振り向けていたとしよう。国内を減らして輸出を増やすという行為が自由にできれば、問屋にとってこれほどのビッグチャンスはない。ところがこういう時ほど国内製紙も在庫が少ない。完納するよう矢の催促。輸出余剰玉を持たない問屋はジレンマに陥る。
▼今春、輸出価格が下落した。様子をみるため、ある問屋がしばらく輸出を減らし在庫を積みましたとしよう。このような対応ができるなら上がった時に輸出を増やせる。ところが古紙輸出が本格化してからというもの、日本の問屋はランニングストック程度しか在庫を持たなくなった。その方が在庫の回転が速いし、輸出は国内販売より資金が寝ないので資金回転率も速くなった。だから少々安くても輸出してしまうというのが問屋の経営スタイルとして定着した。価格が上がるまで在庫を持つというのは思惑が外れたらリスクも大きい。この結果、輸出価格が上昇する時ほど、国内に余剰玉がなくなり、輸出が減るという現象が起こる。
2026年02月16日
コラム「虎視」
2月8日、第51回衆議院議員総選挙が投開票され、結果的には自民党の歴史的大勝に終わった。この国政選挙の投票用紙[...]
2026年02月09日
コラム「虎視」
紙製容器包装の回収は、容器リサイクル法の制定と同時に始まった。当時から28年が経過したが、紙製容器包装の回収率[...]
2026年02月02日
コラム「虎視」
小学館の文芸誌であるGOATが異例の売れ行きをみせている。文芸誌は、新人作家の発掘や単行本化の動線、文壇での評[...]
2026年02月02日
ちょっとブレイク
うちの娘は2010年の生まれだが、この年から新たにα(アルファ)世代と呼ばれるという。10年はiPadやインス[...]