
紙製容器包装の回収は、容器リサイクル法の制定と同時に始まった。当時から28年が経過したが、紙製容器包装の回収率は24.5%と低く、自治体の実施率は8.9%に留まっている。
▼以前、紙製容器包装の全体の回収量が年間3万トンほどあった時、その半分以上の年間1万8千トンを集めていたのが名古屋市だった。そのため、紙製容器包装の回収はイコール名古屋方式と呼ばれたほどだった。名古屋市は、あくまでも一般古紙類は集団回収による民民の活動として行い、行政が関与するのはこの紙製容器包装の回収だけというスタンスを取った。回収した紙製容器包装は、特定事業者のヤードで選別委託料を貰って選別され、84%が製紙原料向け、16%がRPF向けに出荷されていた。
▼名古屋市は23年から、この紙製容器包装と雑がみを一括した行政回収を開始した。これまでに市民から、紙箱は紙製容器包装だけど、雑がみに入れても良いのか?といった問い合わせが後を絶たなかった。そこで共通する物も多いこの両品種を一括で回収することで、消費者の悩みを解消して回収増を図った。これを今回、高度化法によって更に拡大することで、マテリアル・サーマルの両用途の古紙の掘り起こしに繋がると期待したい。
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