
▼環境省の発表によると、平成16年度の全国の自治体が集めた資源ごみのうちで、紙類(古紙)は499万9,000トン、ほぼ500万トンだった。内訳は行政回収(分別収集)とその他が227万8,000トン、集団回収によるものが272万1,000トンである。平成10年度に比べて、前者が105万トン、後者が20万トン増えた。前者の伸びは分別収集の普及などによる。まだ集団回収が44万トン上回っているが、分別収集には抜き取り行為がある。実際の回収量は前者が上回っているのでないか。
▼昨年の国勢調査による全国の世帯数は4,952万9,232世帯。回収量を世帯数で割ると、1世帯当たり101キロ。東京都23区を含めた16大都市で、1世帯100キロ以上の古紙を集めている都市は東京23区、横浜市、名古屋市、さいたま市、堺市、静岡市の6市のみ。昨秋、家庭ごみの有料化に踏みきった福岡市もまだ60キロにとどまっている。
▼家庭から排出される古紙は、新聞を1紙(朝夕刊)購読するだけで月10キロ(チラシを含む)、年間で120キロ。これに雑誌や段ボールを加えると180キロから200キロになる。このギャップを埋めているのが焼却?それとも民間回収(ちり紙交換など)?
2025年12月15日
コラム「虎視」
高3の息子は奈良高専の情報工学科に通っているが、今週、社会見学活動で大阪府警を訪問する。「サイバー攻撃やサイバ[...]
2025年12月08日
コラム「虎視」
03年に高良・高橋常務、古紙ジャーナル創業者の父、私の3人で、愛媛県の常裕パルプ工業を訪問した。そこで古紙パル[...]
2025年12月01日
コラム「虎視」
日本国内の古紙利用工場は中小を含めて約140カ所。そのうち家庭紙(ティッシュ・トイレット等)を生産するのは52[...]
2025年12月01日
ちょっとブレイク
凄い時代が来たものである。大谷選手は、投手で10奪三振の好投を見せながら同じ試合で3本塁打を放ち、全てのメジャ[...]