2009年2月16日 オピニオン » 824号

コラム「虎視」 824号

コラム「虎視」

▼昨年の古紙輸出量は前年比90.8%の349万トン。関係筋によると、今年は国内消費が大きく後退していることもあって、1、2月とも輸出成約が伸びている。輸出価格が暴落したため、昨11月は20万トンを割り込んだ。急減したのは輸出価格が国内価格を大きく下回ったことによる。年末を挟んで問屋在庫が急増したうえに、年明け後も国内製紙の大幅な購入カットが続いている。内外格差も縮まってきた(国内の下落と輸出の反発)こともあって、問屋の輸出意欲が強まってきた。

▼国内価格は4月までに再度の下げがあると観測されている。関東地区の下限価格は新聞14円、段ボール13円、雑誌10円(いずれも問屋店頭)で落ち着くか。主要港に近い古紙ヤードからだと現在の輸出手取りは10円、8円、9円。新聞と段ボールはまだ国内価格が高いが、雑誌はほぼ同水準。雑誌の輸出に弾みがつきそうだ。

▼今年は国内消費の低迷が長引きそうなので、雑誌輸出は100万トン台に回復し、古紙全体では400万トンに達するかも。月平均33万トンだ。新聞は過去2年、30万トン台に低迷したが、今年は倍増するだろう。ピークは05年の65万トン。4年ぶりにこの記録を更新するとみたい。

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