▼過日、パック連こと全国牛乳パックの再利用を考える連絡会(平井成子代表)が主催する「環の縁結びフォーラム」が開かれた。毎年違うテーマにそって関係者が講演する催しで、今年のテーマは「環境教育」。東京ガスやパナソニックといった製紙以外の企業の報告もあり、小中学校へ出前授業や教育プログラムの開発など切り口も様々だった。
▼山梨でパック連が牛乳パック再利用の取り組みを始めたのが25年前。草の根運動が全国に拡がった結果、今や牛乳パックは家庭紙メーカーにとって欠かせない原料となった。家庭での分別排出や再利用が浸透する上でも、環境学習が大きな役割を果たしてきたといえる。
▼ところで、パック連の平井代表は11月の中国の製紙関係者を招いた「第2回古紙リサイクルシステム研修会」でも講師として登壇。日本の牛乳パックリサイクルの取り組みを紹介したが、参加者の反応は今ひとつ鈍かったそうだ。それもそのはず、中国では市民活動というものがほとんど認められていない。市民が社会システムづくりに関与する発想は生まれにくいのだろう。参加者から平井代表を「錬金術師のようだ」との評には度肝を抜かれたが、中国では経済効率こそ最大の原動力となっているわけだ。
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