市場データの記事一覧

2019年9月30日 古紙価格・製品市況 市場データ 関連業界 »  1346号

【国内の段原紙市場】
段原紙在庫、50万トン台
国内需要不振が響く

　段ボール原紙需給の行方に注目が集まっている。連動性が薄れたとはいえ、値上げが浸透した製品価格が揺らげば、基準価格を維持してきた国内古紙相場も一気に崩れかねないからだ。 　段原紙価格は2017年5月にキロ10円、2018 […]

2019年9月23日 市場データ 海外動向 »  1345号

【サイゴンペーパー】
双日が昨年６月に買収し、初の製紙工場を運営
成長市場で産業用紙（段原紙等）・家庭紙伸ばす

　7月にベトナムで段ボール原紙と家庭紙を生産するサイゴンペーパーを取材した。昨年6月にこの工場を買収したのが、日本の大手総合商社の双日だ。同社はこれまで紙関連事業の切り離しに動いてきたが、新興市場の成長を見据えて初の製紙 […]

2019年9月23日 市場データ » 1345号

【古紙回収】
行政＋集団回収、約30％減少
回収方法の多様化で2割を切る

　古紙類の行政回収量と集団回収量の推移を調査した。古紙類には、古紙（環境省では紙類と表記）、紙製容器包装（雑がみ類を含む）、紙パックの3品種を足した量となっている。期間は2007年～2017年。 　結論から言うと、古紙の […]

2019年9月16日 市場データ 海外動向 »  1344号

【中国の輸入ライセンス残】
日本から月間12万㌧前後（8月以降）を調達か
ナインドラゴンが輸入の34％、昨年47％占める

　中国の古紙輸入の動向が、依然日本の需給の生殺与奪を握っている。輸入規制の強化によって古紙輸入量を大きく減らしているとはいえ、いまだ中国に代わる大きな市場がないからだ。価格主導権も中国市場が握ったままだ。中国の製紙メーカ […]

2019年9月16日 市場データ 海外動向 »  1344号

【中国の再生パルプ輸入動向】
月間輸入量、7月に10万トン迫る
台湾の栄成が最多の月1万8,000トン

　中国の再生パルプ輸入量の急増傾向が続いている。中国税関データによると、7月の輸入量は過去最多の9万6,586トンに達した。1―7月累計では35万8,466トンに上った。昨年は年間合計29万4,000トンだったので、早く […]

2019年9月9日 市場データ »  1343号

【日誠産業】
紙パックを主原料に年2万6,000㌧の古紙パルプを生産
国内初の古紙パルプのＦＳＣ認証取得でニーズが増加

　古紙再生パルプメーカーの㈱日誠産業（徳島県阿南市）を訪問した。同社は紙パックをメイン原料として、年間2万6,000トンの古紙再生パルプを生産している。同社を訪問するのは2012年以来7年ぶりとなるが、紙パックを取り巻く […]

2019年9月9日 市場データ » 1343号

7月の古紙輸出入

　7月の古紙輸出量は28万9,022トンで対前年同月比28％減だった。前月比でも4.5％減った。品種別では全品種で減少した。1ー7月累計では175万6,000トンと通年で300万トン前後になる見通し。 　7月の国別輸出量 […]

2019年9月2日 市場データ 海外動向 » 1342号

【台湾の再生パルプ】
正隆紙業など各社が再生パルプ生産に着手
安価な米国古紙使い、稼働益確保を前提に

　今年7月、再生パルプの取材のために台湾を訪れた。台湾は中国の再生パルプの最大の輸入先となっており、製紙メーカー各社が再生パルプの生産に乗り出している。一方、日本では中国向けの古紙輸出減で余剰問題が長期化してきそうな気配 […]

2019年9月2日 市場データ 海外動向 » 1342号

【米国の再生パルプ】
山鷹が米国で70万㌧の再生パルプ生産へ
玖龍紙業は2021年末までに140万㌧

　中国の段原紙メーカーは、古紙の輸入規制によって深刻な原料不足に直面している。危機感から、玖龍紙業（ナインドラゴン）と山鷹国際ホールディングスの大手2社が米国において既存の工場を買収し、計200万トンもの再生パルプ増産に […]

2019年9月2日 市場データ »  1342号

【1-６月古紙需給】
古紙回収量43万t減
国内は雑誌のみ増

　今年1―6月の紙・板紙の生産量は1,279万トン（1.9％減）、消費は1,237万トン（1.6％減）。また輸入量は対前年同期比17.4％増、輸出量は同21.6％減。紙・板紙の輸出が減少し、輸入が増えているので、製紙メー […]

週間アクセスランキング

オピニオン »

発行物

古紙ヤードマップ申込

Top