
昨年から今年にかけて、パック連の主催による紙パック回収システム強化検討会が3回にわたって行われた。これまでの紙パックリサイクルの方法とは異なる新たな手法や展開が生まれるチャンスだと感じたが、そこまで革新的な意見は見られず、これまで通りやっていこうという結論に落ち着いた感がある。
▼紙パック回収は、容リ法の制定前から全国的に拡がっていたこともあり、容リ法制定時に対象から外れた。13年までの紙パック回収率は右肩上がりの傾向だったが、近年の回収率は低迷している。24年の紙パックの損紙を含めた回収率は38.9%、損紙を含めないと30.1%で、当初の目標である50%には達していない。
▼紙パックの回収率が低迷している原因は何か。①雑がみやミックスペーパー、紙製容器包装に混入、②複合素材の増加、③学乳の回収減等が挙げられる。本紙では特に①の量が多いと推測する。紙パック回収量が減少に転じた時期と、ポイント回収や無人回収が普及した時期が重なり、雑がみ類への混入が以前より増えたと思われる。また回収側では、紙パックの行政回収を止める自治体が出てきた。鳥取県米子市はコスト削減のため紙パックの行政回収を中止。集団回収で雑がみと一緒に回収されている。
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