
▼中国最大の板紙メーカー、ナインドラゴンは08年の世界同時不況の影響を受けて、マシン4台(27号機~30号機)の設備計画を延期していたが、今回、発表された同社の中間決算によると、今年末から来年にかけてマシン6台を新設するとしている。六台の合計能力は年産245万トンに達する。
▼同社の昨年末時点の能力は855万トンなので来年は1,000万トンを超える。アジアで初の1,000万トンメーカーが誕生するわけだ(APPはパルプ生産を含めて1,000万トン超)。世界の製紙トップスリーは、インターナショナルペーパー、ストラエンソ、UPMキンメネでいずれも1,000万トンメーカー。上位2社は1,500万トン前後の生産量を誇るが、ナインドラゴンが世界の頂点に立つ日もそんなに遠くないのかもしれない。
▼同時に注目されるのが来春、印刷用紙マシン2台(改造と新設、合計能力45万トン)が相次いで稼働を予定していることだ。同社はこれまで板紙メーカーだったが総合製紙を目指す。加えて印刷用紙にDIP(脱墨古紙パルプ)が配合され、この設備能力も注目されるところ。仮に日産500トン規模だと歩留まりを考えると月約2万トンの上物古紙(模造、オフィス古紙など)を使用するかも。
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