
第一次オイルショックは昭和48年に第4次中東戦争が勃発し、アラブ産油国が石油の輸出禁止を発表したことで起こった。日本では石油が不足するということで、生活必需品を買い急ぐ人たちがスーパーに殺到。その代表格がトイレットペーパーだった。
▼オイルショックによって古紙価格は史上最高値に達した。キロ当り30円を超え、40円を超え、一時的にキロ50円を超えた。ちなみにこれは問屋の仕入価格である。当時の日本の大卒初任給は約2万円。しかし古紙を軽トラで1日1トン集めると、問屋の仕入価格がキロ40円なら1日4万円になる。新卒者が1ヵ月働いて貰う給料の2倍を、1日で稼ぐことができる。
▼この噂を聞いて仕事を辞めてちり紙交換になる者が増えた。当時は古紙の行政回収はなく、集団回収もそれほど整備されていない。全国的に古紙回収の主流はちり紙交換だった。しかし相場は水もの。古紙相場の変動は激しく、上昇が急だった分、下落も早かった。わずか1年後には価格は1桁の水準に落ち、ちり紙交換をあっさりと辞めてしまう者が後を絶たなかった。わずか1年で40円が7円になっては、とても割に合わない。さて史上2番目の高原相場となった現在の高値、いつまで続く?
2026年04月13日
コラム「虎視」
静脈産業に特化したM&Aやコンサルタントを手掛けるベイニングは、森・濱田松本法律事務所と共著で「循環型社会実現[...]
2026年04月06日
コラム「虎視」
私は1973年(昭和48年)生まれで、いわゆる団塊ジュニア世代。73年と言えば、日本中がオイルショックでパニッ[...]
2026年03月30日
コラム「虎視」
世界広しといえど、古紙の分別回収が浸透している国は、日本と韓国のみである。後進国では、古紙は貴重品なので捨てら[...]
2026年03月30日
ちょっとブレイク
私の小学生時代の将来の夢は、先生・バスの運転手・新聞記者だった。そしてその1つは、父が創業したおかげで、大手新[...]