今年四月、王子マテリア富士工場でバイオマスボイラーが稼働を始めた。各地でも製紙各社によるボイラー増設が相次ぐ。二〇〇九年頃までボイラーの新設ラッシュが続いた後、一時下火となっていたが、二〇一一年の全原発停止後から電力事情が一変。政府は二〇三〇年度までにエネルギー構成の二二~二四%を再生可能エネルギーで担う方針を打ち出す。製紙によるバイオマスボイラー設置は、CO2削減に貢献し、より安価な電源利用で...
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