
▼特集したトラブル事例とは別に、UVインキによるトラブルも増えているという。UVインキとは、印刷工程で紫外線エネルギーを受けインクを硬化させるもので、従来の油性インキに比べて、乾燥時間が大幅に短縮できることが特長だ。裁落ものを色上やケントとして洋紙メーカーや家庭紙メーカーが受け入れることが多いが、UVインキの問題は今に始まったことではない。
▼二〇〇五年の日本印刷産業連合会による報告書では、印刷物として三%程度の混入率であれば、洋紙向け製紙原料としてのリサイクル適性に問題ないことが確認されている。同連合会は、リサイクル対応型UVインキの認証制度を設け、印刷業者にその使用も推奨してきた。ところが、最近ではUVインクの粒子が硬化して沈んでしまい、脱墨過程で除去できないことが増えてきているようだ。
▼UV印刷物が増加したのは、ネット印刷通販の台頭が一因とみられる。印刷価格をオープンにし、受発注や原稿入稿もネットを介したビジネスモデルで、プリントパックなどの事業者がチラシなどの簡易印刷物向けで急成長している。短納期をウリにするため、ほとんどがUVインキ印刷だ。一旦、印刷物が消費者に渡れば、目視による油性インキとの区別も難しい。
2026年06月22日
コラム「虎視」
古紙再生促進センターでは、2025年から雑がみの掘り起こし活動として「雑がみさまを探せ!」と題した様々な啓発活[...]
2026年06月22日
ちょっとブレイク
この号が読まれている頃、私は米国の地に降り立っているか、または米国に向かう空の上だろう。以前のコラムで書いたが[...]
2026年06月15日
コラム「虎視」
牛乳パックの回収が世の中に広まったのはもう40年以上前だ。当時は、飲み終わった牛乳パックを製紙原料として使うと[...]
2026年06月15日
ちょっとブレイク
伊坂幸太郎著の「重力ピエロ」を読んだ。アマゾンのミステリー小説ランキングで、先月以来、売れ行きが急上昇中である[...]