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【リー&マン重慶工場】国内古紙と輸入古紙の割合は半々(月間2万トンずつ)

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2012年12月3日 1011号

住商紙パルプと上海住友商事のアテンドにより、中国の製紙メーカー及び古紙ヤードの視察旅行に出掛けた。当初、9月中旬に回る予定だったが、反日デモに遭遇して視察日程を変更。11月中旬から重慶、成都、寧波、南京、上海の各都市を回った。今回は初めて訪れた重慶の都市概要に触れながら、リー&マンの重慶工場をレポートする。昨年12月に新たに段原紙40万トンのマシンが稼動を始めているが、まだそれほど稼働率は上がっていない。国内古紙と輸入古紙をそれぞれ半分、月間2万トン使用している。今後は国内古紙の使用比率が高まっていくだろう。

中国の人口は世界最大の13億5,000万人。これはヨーロッパの人口(約5億人)とアフリカの人口(約10億人)を足した数に匹敵する。世界の人口は約70億人なので、中国人が2割を占める。中国の面積はロシアとカナダに次ぐ世界第3位。この広大な国土を23の省(台湾を含む)、5つの自治区、4つの直轄市、2つの特別行政区(香港とマカオ)に分けて管理している。

重慶の年間の平均湿度は90%を超える

4つの直轄市とは北京、天津、上海、重慶。重慶は1997年に四川省から分離する形で、内陸部では初の直轄市となった。「霧の都」と呼ばれるように、年間の平均湿度は90%を超える。1年を通じて霧に覆われており、太陽が鮮明に見えることが少ない。人口は約3,000万人で直轄市の中では最も多い。面積は北海道と同じくらいで、人口密度はそれほど高くない。

工業は重慶に学べ

日中戦争で首都の南京が陥落した1938年、蒋介石の中国国民党は首都機能を重慶に移転させた。その時、南京や武漢から主要工場を移転させたため、重慶に産業が集積することになった。中華人民共和国設立以後、重慶は内陸部工業化の重点都市として発達。「工業は重慶に学べ」と言われた時期もあった。しかし80年代の改革解放後は、上海等の沿岸部の都市が著しく発展したのに対し、重慶は発展から取り残され、逆に経済的に遅れた地域になっていた。

1997年に内陸部新興のため重慶を直轄市と制定。2000年からは国家戦略として西部大開発が行われ、重慶市と四川省も対象地域となっている。これは発展の遅れた内陸部の西部地域の開発を促進するため、インフラの整備やエネルギー開発、外資系企業の誘致、科学技術の振興等を積極的に行っている。

上海から重慶まで水路で2~3週間

上海から重慶の距離は約2,400キロ。輸入古紙は上海を経由し、揚子江を15日から20日ほどかけて水路で運ばれる。欧州品は上海港に着くまでに1ヵ月~40日ほどかかるが、そこから重慶まではさらに半月ほどかかるというわけだ。2009年に揚子江に大型の山峡ダムが完成してからは水量が安定。これによって1万トンクラスの大型船の運行も可能になり、船同士の事故も減っている。

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