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海外ニュース【中国】

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2002年6月1日

ナインドラゴンの本社工場

昨秋に続き今夏、中国に出かけてきました。訪問先はナインドラゴン、中山聯合鴻興造紙、広東レンゴー包装の3社です。2社が段原紙会社、1社が段ボール加工会社です。地理的に言えば昨秋は上海を中心にした長江デルタ地域でしたが、今夏は順徳、東莞、中山市などの珠江デルタ地域でした。

中山聯合鴻興造紙 (レンゴーと香港の印刷会社と中山市の合弁企業)

ここでも5月から新マシン(7号機、外装ライナー年産15万トン)が稼働を始め、新マシンの稼働で同社は年産35万トンの段原紙メーカーになりました。ナインドラゴンと違って中山聯合のOCCの購入先は米国、欧州、日本、香港、国内と多様です。1番ウェートの高いのが欧州品とのことでした。

今年は欧州で段原紙の大型マシンが3台(合計の生産能力は120万トン)相次いで稼働したこと、フレートが大幅に値上がりしたことなどから、欧州品のアジア向け輸出が減り、価格も米国並みに強くなっています。

通常は米国品と欧州品はその品質の違いから、20ドル~30ドルの格差(欧州品が安い)があるのですが。中山聯合としては新マシンが稼働したこともあり、また欧州品が高くて手を出しにくいこともあって、日本品を増やそうとしています。①欧米品より安い②デリバリーが早い③品質がいい、と三拍子揃った日本品は中山聯合だけでなく、中国市場でのニーズが高まっています。

中国にでかけて感じるのですが、中国の古紙の回収は日本でいうタテバ(ビン、缶など古紙以外の再生資源も扱う業者のこと)が主役で、プレス機を持ちヤード(選別加工場)を構える問屋があまりいないということです。つまり、日本時間でいえば1950年代~60年代の回収の姿で、機動力の面でも、大型化・機械化の面でもかなり遅れています。

一方、生産設備は日本より最新鋭の大型マシンが導入されており、どんどん高速化・大型化しています。このアンバランスからくる国内古紙の不足は今後ますます表面化するのではないかと思われます。ということは、中国の板紙産業は主要原料である古紙を国内古紙ではまかなえず、輸入古紙に当分依存していかざるをえないという状況が続くことになります。日本の古紙に対する中国のニーズは簡単には後退しないでしょう。

順徳市にある広東レンゴー包装も訪問しました。2001年末、レンゴーが昨年末95%の株式を取得し、レンゴーの中国におけるほぼ完全外資です。レンゴーは中国に7工場を展開しており、1つが製紙工場(中山聯合鴻興造紙)、残る6つが段ボール工場です。進出先は大連、北京、天津、青島、上海、広東です。広東レンゴーの設立が1番新しいことになります。

レンゴーは2002年春、大連の工場を移転し、新工場を大連市保税区内に建設することを決定しました。新工場の稼働は2003年5月の予定です。月産能力約600万平方メートル(現状の2倍)のコルゲーターなど、新設備を導入します。

道路網などインフラの整備で物流が発達し、中国の段ボール包装は輸出、国内とも爆発的に伸びているようです。このため、段原紙生産設備の増強、段ボール工場の拡張が続いているわけです。日本経済の高度成長期、1960年代から70年代をみるような成長が続いており、それも日本の数倍の規模で展開されているように思われてなりません。

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