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古紙国内価格

【中国ライセンス問題で需給緩む】
OCCは前月比5円/㌔安
MIXは国内メーカーへ還流

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2017年9月4日 1244号

 中国における今年後半の古紙輸入ライセンス更新が遅滞し、輸出市況の軟化に拍車がかかっている。残されたライセンス枠の中で輸入可能なメーカーが限られ、需給が緩んだためだ。特にOCC(段ボール)とMIX(雑誌等)は下げ傾向がとまらず、OCCは二三五ドルまで下がり、一カ月で四〇ドルも下落した。MIXも二〇〇ドルを割り、一七五〜一九五ドルを付けており、八月より二五ドル安となった。MIXは、中国のメーカーによって二〇ドル近い差もあり、大手の下げ傾向が強い。円価(キロあたり)にしてOCCが二十三円前後、MIXが十八円前後で、前月対比の下落幅は五・五円安、三円安となっている。

 ただし、ONP(新聞)だけが騰勢を強め、対照的な動きをみせる。八月下旬に二九〇ドルの過去最高値も記録し、今月は二七五ー二八〇ドルを維持。円価は円高の影響で二十六円台後半。八月は一大発生地の関東で雨天が続き、発生が悪化。国内メーカーの買値もプレミアム幅が広がり三十円近い値を付けたことで、海外市場との競り合いが激化した。新聞古紙の不足を補うため、関東商組や古紙再生促進センターなどは九月から月間約百五十トンの試験輸入を開始している。

 国内の王子HDや日本製紙は七月より建値を改定し、段ボールを十八円、新聞を十七円、雑誌を十五円に引き上げたばかり。段ボールはいまだ五円近い内外格差が残るが、雑誌は二~三円差まで迫る。ONPは逆に九円もの開きがある。なお、レンゴーだけは、今後建値を撤廃すると表明。建値+プレミアムの購入が定着するメーカーは、MIXとOCCのプレミアム幅を九月より大幅に縮小させている。

ライセンス更新再開は?

 今後は中国のライセンス更新が進展次第、OCCの市況は回復するものとみられる。九月中旬にも更新が再開するだろうとの声がある一方、十二月の来年分の更新時まで難しいとの観測もある。ライセンス更新の停止期間が長引けば、更なる価格低下を招くだろう。/p>
 中国の急激な下げを受けて、OCCはベトナムやタイなどの需要が堅調なため、仕向け地が中国から東南アジアに移っている。

 MIXは、来年以降、中国政府が完全に輸入禁止にすると発表しているため、当面、不安定な市況が続きそうだ。一部のMIX(雑誌・その他)は日本の国内メーカー向けに還流。ただ国内に月間十万トン近いMIX需要の受け皿はなく、メーカー在庫も急増。東南アジアなど新たな消費先の開拓が急務となっている。

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