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古紙ジャーナル コラム「虎視」

コラム【虎視】1275号

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2018年4月16日 1275号

コラム「虎視」

▼過日、NPOが主催する「家庭用衛生紙に関する懇談会」を傍聴に行った。何せ歯に衣着せぬご婦人方である。男性社会特有の忖度はない。「店舗の目立つ棚に再生紙の製品がない!」、「(古紙ものは)硬いので、肌に優しいものを使いたい!」、「本当に再生紙なの?」といった具合で、同席したメーカーをたじろがせつつ、消費者の率直な声を聴かせてもらった。

▼トイレットの市場における再生紙品とパルプ品の構成品は64:36。最近では価格差が縮まり、輸入品も増えたことでパルプ品に押されている。パルプ品の新マシン増設が相次ぐことからも、今後も劣勢が予想されよう。あるアンケート調査によると、衛生用紙の7割は女性が買っていく。いかに女性から支持を得られるかが、売れ行きの生命線となっているのだ。

▼再生紙メーカーのトイレットロールは、八割強が流通企業のブランド名で売る委託品。自社ブランドで売る比率が小さく、硬いといったイメージを拭うCMも打ちづらい。「直接肌に触れるわりに、売り場で触れないものを買うのは勇気がいる」と切実な感想もあった。販売面でまだまだ工夫する余地はあろう。古紙を集めて終わりでなく、再生品を使うまでがリサイクルという機運を高めたい。

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