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コラム【虎視】1253号

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2017年11月6日 1253号

コラム「虎視」

▼中国の資源ごみの輸入禁止問題が起きてから、初めてメディア取材を受けたーー。容リ協会で記者冥利に尽きる一言を頂いた反面、一般メディアを通じてこの問題が広く伝わっていない懸念も抱いた。今後、中国から資源ごみが逆流すれば、取引価格の暴落やリサイクル率の低下だけでなく、不法投棄といった問題が各地で起きかねないからだ。

▼今年で容リ法が制定されて20年を経た。もともとごみ化していた容器包装を、製造・販売事業者の負担で、リサイクルに回すことが目的だった。想定外だったのは中国の台頭だろう。2000年代に入り、中国が世界中の再生資源を爆買いし、再生資源の価格は軒並み高騰した。容リの入札でもPETボトルや紙製容器は有価での取引が定着。中国の磁力が日本のリサイクル率を押し上げるプラス面もあったが、独自ルートで売却する自治体も一定数残った。

▼ところが、不確実といわれ続けた中国市場がついに反旗を翻したのだ。今後は、全面的な輸入禁止で、独自ルートで処理していたPETボトルや紙製容器は行き場を失いかねず、容リ協ルートへの回帰が進むだろう。容リルートでは、地元企業の育成、事務手続きの柔軟性といった課題もあり、制度の使い勝手が改善されることも期待したい。

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