トップページ > 古紙ジャーナル コラム「虎視」 >

古紙ジャーナル コラム「虎視」

コラム【虎視】1246号

カテゴリーカテゴリー:古紙ジャーナル コラム「虎視」

2017年9月18日 1246号

コラム「虎視」

▼中国の再生資源の輸入停滞で古紙以上に深刻なのが廃プラだ。古紙は日本で回収された量の約2割が輸出されるが、廃プラはその8割が輸出に回る。しかも中国向けが香港ルートを含めて9割と、依存度も高い。中国リスクから、輸出が止まる事態を想定していたという廃プラ商社も少なくない。

▼ごみに限りなく近い、ぎりぎり有価物のようなものを中国はそれなりの値段を付けて買ってきた。これが古紙問屋や廃プラ業者にとって、いわば「稼ぎ頭」だったわけだ。他のアジア諸国に比べても中国の受け入れ基準は極めて甘かった。日本国内では再生原料として到底、流通し得ないようなものである。中国が本格的に環境汚染対策に乗り出す中で、いずれ突き返されるのは時間の問題だった。

▼来年の輸入禁止に向け、中国政府の強硬姿勢が和らぐ気配はない。輸入量は激減するだろう。問題は、逆流してきたMIX古紙や廃プラがどこへ向かうか。東南アジアや日本国内でのマテリアル利用を増やすには品質改善が欠かせない。またサーマル利用がどこまで受け皿になり得るかも未知数だ。一部は産廃化やごみ化も避けられないだろう。今後数年で、再生資源・廃棄物の市場が一変する可能性がある。もはや「ナショナル騒動」と化しつつある。

※当WEBサイトに掲載している記事・データは本紙掲載記事の一部です。本紙面には詳しい概要も掲載しています。見本紙をご希望の方には1ヵ月間無料でお送りしておりますので、お気軽にご連絡下さい。

こんな記事も読まれています

どうぞお気軽にお問合せください

(有) 古紙ジャーナル社

TEL:0742-72-1798 FAX:0742-90-1461

メールアドレス:info[at]kosijnl.co.jp ([at]を@に変えてお送りください。)

  • TEL:0742-72-1798
  • FAX:0742-72-1810 印刷用PDFを開く

古紙問屋、製紙メーカー、商社、団体等の古紙関連のニュース、自治体、輸出実績、輸出価格、国内価格、海外事情、その他リサイクルのニュースを週刊でお届けします。
>>詳しくはこちら

  • 購読のお申込み
Top