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古紙ジャーナル コラム「虎視」

コラム【虎視】1220号

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2017年3月6日 1220号

コラム「虎視」

▼日本からの古紙輸出は減少傾向にあるが、米国では依然二千万トンに迫る数量を毎年輸出。巨大マーケットの位置づけに揺らぎはない。中国にすると一大供給地になっており、製紙メーカーの後ろ盾をもつ中国系商社が多数進出している。ただし、これらの商社はほぼ調達機能だけで、現地でヤードを構えていない。

▼日系商社で一九九〇年代から米国に進出したのが、兼松、住商、丸紅、JPの四社だった。各社とも米国で古紙ヤードを構え、当時、日本は輸入国で集めた古紙を日本に輸出するのが狙いであった。ところが、二〇〇〇年代に入り、中国製紙業の興隆とともに、日本も輸出国に転換。米国の日系ヤードは役割を終えて、次々と撤退した。今や残ったのがJPによる三ヤードだけとなっている。。

▼先月訪米し、この三ヤードをすべて見学する機会に恵まれた。JPは、国内でも福田三商を傘下に収めるなど内外で積極的に古紙事業を展開する。本紙として前回、訪米したのが二〇〇九年三月。まさにリーマンショック直後で、どん底の市況だったタイミング。今回は対照的に、暴騰相場の渦中での訪問だった。西海岸エリアでは、ほぼ全ての古紙が輸出されるため、こうした国際市況の波に向き合う緊張感が漂っている。

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