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コラム【虎視】1160号

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2015年12月14日 1160号

コラム「虎視」

▼機密抹消国際セミナーのために来日した二人の祖国の米国とフランスで、前後するようにテロの惨劇が起こった。日本では何事もなかったかのように、平穏な日常が続いている。ジャン・ルック氏が「安全に地下鉄に乗れる、日本のセキュリティレベルは素晴らしい」と讃えたように、海外とのセキュリティに対する意識の差は大きい。

▼米国では、個人情報の漏えいによって、他人のIDやカード番号などを使った「なりすまし詐欺」が横行。機密情報を有する企業が高額な罰金を支払い、最終的に責任を負うことも、個人主義が浸透した社会ならではなのであろう。米国の古紙回収量は日本の二倍ちょっとだが、機密抹消の市場規模は二十倍以上。情報のリスク管理で、相応の社会コストを支払わなければならないわけだ。

▼日本の機密処理は、輸送と抹消、破砕と溶解というように分業が定着した。いわば多様で協調的な市場だが、弱点は責任の所在のあいまいさ。ことさら不安を煽り、高額な処理費の請求がまかり通ることも本意ではないが、価格競争に陥った挙げ句、機密文書を有価で買い取る構図もどこか不自然である。安心・安全な社会に麻痺せず、機密抹消の対価がきちんと支払われる市場の形成が求められる。

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