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コラム「虎視」 620号

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2004年12月20日 620号

コラム「虎視」

▼関東商組の12月の段ボール輸出価格は問屋手取りで9円20銭となり、同地域の売値(問屋店頭9円50銭)を下回った。為替の円高の進行で実に3年ぶりに輸出価格が国内価格を下回ったことになる。しかし、これには若干の説明を加える必要があるだろう。

▼というのは、今年の春頃までの関東商組の輸出価格は、高値の指標価格になっていた。が、最近は逆に下値の指標のようになっているからだ。組合輸出でなく問屋が個別に輸出と取り組んでいる(全体からみるとこちらの数量が圧倒的に多い)が、この手取りが組合輸出よりかなり良い。従って3年ぶりに輸出が国内を下回ったといってもピンとこない関係者も多いのでは。

▼今年の主要三品(段ボール、新聞、雑誌)の国内価格は膠着し、動きがなかった。輸出数量が過去最高の270万トンに達しようというのに、内外格差が2円以上開かなかったことで国内メーカーが建値を動かさずに済んだともいえる。さて来年はどうか。驚異的な設備増強が進む中国で2年前、段ボール古紙が急騰し、段原紙や段ボール箱が玉突きで上がるという、日本ではみられなくなった現象が起きた。そういう経済現象がまた中国で起きるようだと、輸出価格は一段と強くなるかもしれない。

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