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古紙ジャーナル バックナンバー

【主要3品 価格・需給】
実勢価格は段ボール・雑誌が国内価格以下に
これまでの平均価格はキロ13円~14円台

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2018年4月16日 1275号

主要3品の実勢・平均価格

 最近、「現在の本当の古紙価格はいくらですか?」という問い合わせが多い。関東商組の輸出見積り価格は、商社の辞退が相次ぎ不成立が続いている。中部商組は4月~6月までの3ヵ月間、輸出の見合わせを発表した。これまで指標となっていた輸出価格が発表されず、輸出の成約自体も少ないため、実勢価格が分かりにくい状況である。消費比率を踏まえた現在の実勢価格や、過去の平均価格を試算した。

本紙が現在の実勢価格を試算

 現在の実勢価格を試算した。現在の価格は大きく分けて、①国内販売価格、②中国向け輸出価格、③他国向け輸出価格に3分類される。4月中旬の段ボール古紙価格を例にとると、①18円、②16円、③15円(いずれもキロ当り)となる。そしてこの価格に消費比率を当てはめていく。原稿を書いている時点では、国内古紙消費量はまだ今年1月の分しか出ていないので、この消費比率を当てはめる。消費比率は国内向け=83.3%、中国向け=6.1%、他国向け=10.7%。消費比率を踏まえた平均価格はキロ17.6円となる。

 同様に新聞古紙の国内基準価格は17円だが、まだプレミアムが残っているケースも多く、国内販売価格としては17~21円。間を取って19円とした。中国向けは20円、他国向けは18円。新聞古紙は圧倒的に国内消費比率が高く、今1月は96.2%だった。消費比率を踏まえた平均価格はキロ19.0円。

 雑誌古紙はさらに細分化しており、国内製紙メーカーは最大3円の逆プレミアムを付けている。よって国内販売価格は12~15円だが、平均は14円とした。また中国向けに日本から輸出しているOMGは、現在のところキロ12.6円。また韓国や東南アジア向けのMIX輸出価格は、2月中旬から急落し、現在はキロ5.9円となっている。

 雑誌古紙はグレードや向け先によってかなり価格差がある状況だが、消費比率による平均価格格は、キロ12.4円となっている。昨年7月から国内基準価格がそれぞれ3円引き上げられたが、現在の実勢価格としては、段ボール古紙と雑誌古紙は逆ザヤになっている。また新聞古紙の在庫水準がかなり高いことから、4月~5月にはプレミアムがなくなるという見通しが大勢を占めている。

主要三品のこれまでの平均価格を試算

 2005年~2017年の主要三品の平均価格を試算した。国内基準価格は古紙再生促進センター調査、輸出価格は関東商組の輸出見積りを基準とし、見合わせ時はRISIによる日本の古紙輸出価格を参考にした。ちなみに関東商組が輸出事業を開始したのは1994年だが、当時は新聞古紙のみだった。97年から段ボール古紙、04年から雑誌古紙が加わり、主要三品が揃った。

 05年~17年の13年間において、国内:輸出の比率は品種によって大きく異なる。段ボール古紙は、国内向け=81.5%、輸出=18.5%。段ボール古紙は回収量の約半分を占めており、輸出比率も古紙全体の比率に近い。新聞古紙は国内向けの比率が高く、国内=89.3%、輸出=10.7%。逆に雑誌古紙は輸出比率が高く、国内=68.7%、輸出=31.3%となっている。昨年までの傾向では、段ボール古紙と新聞古紙の国内消費比率が高まっており、雑誌古紙は輸出比率が高くなっていた。

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