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【レンゴー㈱長谷川一郎副社長インタビュー】
春にも製品値上げ浸透、不足感も後押し
雑誌古紙の配合増、業界あげた取り組みを

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2018年3月19日 1271号

レンゴー㈱ 長谷川一郎副社長

 中国の古紙輸入規制の影響で世界の古紙市場が混沌としている。輸入ライセンスが発行されて春節が明けた後も、輸出市況の行方は不透明なまま。昨年、高騰に見舞われた古紙価格も今年は一転して軟化基調が続く。国内製紙メーカーにとっては古紙の原料コストが業績を大きく左右する。視界不良の中で、いかにメーカーが原料政策のかじ取りを行うのか?また製品価格の安定化をどう実現するのか?余剰感が現れはじめた雑誌古紙の対策も求められている。レンゴー㈱の長谷川一郎副社長に聞いた。

―古紙需給がダブつき始め、各地で荷止めが起きています。

「国内の古紙需給バランスは元来供給過多で輸出がなければ余剰になるが、特にこの時期は各社ともボイラー定検でかなりのマシンで止転が計画されている中、今年は工場トラブルや豪雪の影響で予定以上に止まったため、荷止めが起きている。(グループの)丸三製紙のように地方の工場は比較的置き場がある。そういうところに入荷が進み、もうさすがに取れないというところが多い。満杯になったら、入荷を減らさざるを得ない。今はうちの在庫もピークで、全国の工場で6万トン以上ある。」

―最近、金津のマシンの併抄化工事を完了されました。大雪にも見舞われましたが、稼働状況はいかがですか?

「金津は改造した箇所も多く、手直し等が続いた。加えて、大雪のために6日間止めざるをえなかった。これは燃料の石炭が運べなかったため、ボイラーを止めざるを得なかった。これらによって、2月は思いのほか減産になってしまった。3月からは機械の手直しもほぼ完了して、フル生産体制へと持っていく。」

―改造マシンは、全てライナー生産の予定ですか?全体のライナーと中芯の生産比率も変わりましたか?

「一部は強化中芯など特殊なものが月間4,000~5,000トンあり、それを除いたものは全部ライナーにする計画。最終的には合計で25,000トンぐらいまでもっていこうと思っている。」

「レンゴーグループ全体の生産比率は、もともと中芯とライナーで60:40だったのが、ほぼ50:50になった。丸三でもライナーの生産量が増えた。ライナーと中芯では付加価値が大きく異なるので収益性は高まる。」

―淀川工場も閉鎖されて、生産バランスは関東の比率が伸びました。原料の調達量も増えていますか?

「関東における当社の段ボール原紙の生産量は月間10万トン弱なので、段ボール古紙を10万トン強消費している。それに紙管原紙やチップボールの生産もあるので、11万トンぐらいの調達になる。3年ぐらい前まで、8万5千トンから9万トンだったのが、今や11万トンを超えている。」

「八潮工場はつい3~4年前まで年間85~86万トンの生産だった。悪い時は75万トンぐらいまで落ち込んだ。今はもう100万トン近い。昨年は99万3千トンだった。今年は100万トンを超えると思う。生産量は20万トンから25万トンほど増えている。加えて、丸三が二年前にライナーマシンを更新したので、13万~15万トン増えて、昨年の生産量は38万トンだった。」

「うちの場合、どこかのメーカーのシェアを取って、増やしているわけではない。当社の段ボール工場、それから関連会社のセッツカートンや大和紙器などで段ボール貼り合わせ生産量が増加している。原紙需要も当社グループの段ボール生産量の増加に伴って自然に増えてきたということだ。」

「(需要のけん引役は)やはり関東が大きい。段ボールの需要は、43%が関東エリア。毎年2%ずつ増えている。逆に地方は減ってはいないが、分母が小さいので、例えば北海道だったら台風が年2回ぐらい来ると大きく減る。九州も地震では大きく減った。翌年プラス15%になっても、全体でみたら、関東以外は概ね1%増。段ボール市場全体が伸びているが…

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