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古紙ジャーナル バックナンバー

【中国の古紙輸入】
昨年11月から急減し、年間では1割減に
今年は1,700万~2,100万㌧まで激減の予想

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2018年2月5日 1265号

中国の古紙輸入量の推移

 中国の古紙輸入制限の影響が統計データにも表れ始めた。昨年12月の中国の古紙輸入量は95万トンと前年同月より64%も落ち込んだ。月間ベースで100万トンを割るのは約13年ぶりのことである。2017の古紙輸入総量は2,572万トンで前年より9.8%減った。今年はさらに輸入量が減る見通しで、1,700万~2,100万トンとなりそうだ。中国は潜在的な古紙需要がありながらも政府が輸入ライセンスの認可を絞っており、供給サイドの日本市場にも深刻な影響が出てきそうだ。

 中国政府による輸入規制の強化によって、古紙輸入量が激減し始めた。昨年輸入量は2,572万トンで前年の約1割減に留まった。だが11月、12月は大幅に減らし、それぞれ前年同月比が48%減、64%減。昨年当初のライセンス認可は2,810万トンだったので、想定より8.5%少なかった。これは昨年7月に実施された環境監査で不合格だった工場に対し、一部ライセンスの返上や工場の操業停止を求められたことが影響したようだ。

供給過多に陥る輸出国

 日本側からみると、昨年輸出量は373万トンの1割減。中国向けは16%減と、05年水準より少ない。中国向け比率は65.4%と前年より5.1ポイント下がり、今年もさらに低下するとみられる。
 2000年代に台頭した中国の輸入市場は2,000万トン台後半で安定していたが、ここにきて急変。今回の輸入減は需給要因に拠るものではない。中国の古紙需要は基本的に堅調な中で、環境規制という政策的要因によって供給が遮られている。極端な需給変動も予想され、供給国は振り回される状況が続く。
 日本ではもともと内需の需給ギャップ(回収量から国内消費量を差し引いた量)と輸出実績がほぼ等しく、需給がバランスしてきた。ところが中国の輸入制限によって需給が緩み、供給過多の傾向が強まりつつある。昨年の逼迫感とバブル市況から一転して、今年は在庫増と底這い価格に苦しむ可能性が出てきた。

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