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古紙ジャーナル バックナンバー

【来年の価格予想】
OCCはキロ25円中心、一時的に30円超え
MIXは品質で三極化、低品質は3円の可能性も

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2017年12月18日 1259号

OCCとMIX輸出価格推移

 先日の本紙セミナーでも触れたが、来年の古紙価格について予想したい。セミナー参加者の一番の関心事は、中国の環境政策によって来年以降、どのように古紙需給と価格が推移するのかということだった。12月初旬に中国で開催されたRISI主催の世界古紙会議に出席し、各国の関係者と情報交換を行った。また3面には、全段連の大坪理事長の挨拶を掲載。来年の古紙価格の動向についても話を伺った。

 既に12月中旬を迎えるが、現時点で中国政府は、来年の古紙輸入ライセンスの発給を行っていない。そのため様々な憶測が乱れ飛ぶ事態となっている。最も焦っているのは商社。中国製紙メーカーは、中国国内の古紙価格がやや落ち着いたことや、年が明ければ輸入ライセンスが発給され、古紙価格は低下するだろうと楽観視している。また発生期を迎えている日本の古紙問屋は、国内製紙メーカーへの納入量が増えており、輸出の停滞による影響は今のところない。中国向け輸出の概況が先延ばしになっていることで、各商社が割を食っている状況にある。

 そのような状況の中、ナインドラゴンの古紙買付商社である美国中南日本(チュンナムジャパン)は、日本各地の古紙問屋を訪問し、来年からMIX古紙をOMGやSOPとして出すことを検討しており、各問屋の品質を見ながら判断しているという。ちなみにOMGはオールドマガジンの略称で、米国の古紙品種基準ではナンバー10に該当。規定では「塗工紙を使用した雑誌、カタログ及び同様の印刷物。但し、非塗工の新聞用紙タイプの印刷用紙を少々含んでも良い。禁忌品1%未満、規格外古紙+禁忌品3%未満」。またナンバー37のSOP(ソーティッドオフィスペーパー、選別されたオフィス古紙)の規定は、「特にオフィスから回収される、主として未晒し繊維を含んでいない白い上質紙又は色上質紙。少量なら中質コンピュータ用紙やファクシミリ用紙を含んでも良い。禁忌品1%未満、規格外古紙+禁忌品5%未満」。

 ちなみに現在の米国OMG輸出価格(中国向け)は130~135ドル、米国SOPは230~235ドルで、両品種には100ドルほどの価格差がある。

来年の古紙価格は?

 今号3面に全段連・大坪理事長(レンゴー㈱会長兼社長)の談話を掲載した。その談話の中では、来年の原料古紙価格は更に高騰することを想定しており、製品価格の値上げについても見通しが立ったことが触れられている。では来年、どれくらいの古紙価格を想定しているかという本紙の問いに、『来年の段ボール古紙価格は、キロ25円までを想定している』と語っている。今春、古紙価格の建値変更前には、『今までは15円が中心だったが、世界的にみてキロ20円が中心の価格帯に変化してきている』と話していたので、この2年で想定する古紙価格が大きく上昇していることが分かる。

明暗分かれるOCCとMIX古紙

 先日の本紙セミナーで話したのは、『来年の古紙価格、OCC(段ボール古紙)は30円超え、MIX古紙(雑誌・その他古紙)は3円になる可能性もある』ということだった。これは来年の国内や海外の品種別需給をみた場合、可能性があるという話で、ずっとこの価格で推移するということではない。

 まずOCCだが、今後数年間で、中国では新たに2千万トンの生産能力を持つ段原紙マシンが立ち上がる。これはEコマース市場の拡大よるもの。パッケージの主力である段ボール需要が拡大し、・・・

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