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【新ヤード】
今年の新ヤードは13ヵ所、遅れも多数
半数超が関東地区、発生元との契約が動機

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2017年12月11日 1258号

新ヤード一覧

 中国の環境規制の強化によって輸出市場の先行きが不透明ながらも、今年と来年以降で全国で21カ所の新ヤードが立ち上がる。国内の古紙需要は堅調で、段ボール古紙は増産に伴う発注増の要請がある。また印刷出版や小売業の構造変化で、発生元も移ろいがある。こうした機会を捉え、新ヤードの開設に踏み切るケースが目立つ。

 今年、新たにベーラー設備を導入した古紙ヤードは全国で13カ所を数えた(スクラップ&ビルドを含む)。1235号でも13カ所と記載していたが、新たに判明したところや開設に遅れが生じて来年以降に持ち越すところもあり、増減ゼロとなった。来年以降は、判明しているだけでも8カ所の新規計画がある。

 今年と来年の新規である21カ所を地域別でみると、関東が14カ所、近畿が3カ所、中部が2カ所、東北と九州がそれぞれ1カ所となっている。半数超が関東に集中しており、いわば主戦場となりつつある。関東は発生が多いことに加え、近郊の製紙メーカーの堅調な需要が背景にあり、集荷・供給能力のある問屋の進出が目立つ。ヤード開設に遅れが生じているのは、①適地が見つからない、②建設コストの上昇といった理由があるようだ。

 古紙再生促進センターによると、今年1―9月の古紙回収量は1,582万トンで、対前年同期比0.1%減。限りなく横ばいに近い傾向となっている。2016年の回収量は過去5年間で1.5%減。数量にして32万トン減った。一方、この間に古紙ヤード数は全国で125カ所も増えている。全体的に回収量が伸び悩み、むしろ漸減する中、受け皿となる古紙ヤードが増え続けているというわけだ。

 近年の新ヤードの特徴は、発生元との契約が前提となって、進出する場合が多いようだ。つまり全くの未開地にゼロから古紙を集めるのではなく、当初から一定の扱い量を見越して、新ヤードを構えることが多い。

 例えば、埼玉の東南部に新ヤードが集中するのは、印刷・製本や出版関係の工場が集積するためだ。こうした工場から発生する上物や残本などの扱いを得意とする問屋の進出が目立つ。紙離れから印刷書籍関連の古紙も発生が減る傾向にあるが、プリントパックのようなネット印刷会社が台頭。発生元の構造変化に伴い、新たな引取り契約をもとにヤード開設に踏み切るところが増えている。

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